緊張と緩和と臆病と大胆

書きたいことだけ

さらなるファミリーコンサートレポート その3

8 ふらふらさばく 

ムームーとガラピコのふらふらさばく、尺が長いところに背景はベージュ一色、お兄さんお姉さんもいないので、間が持つかな?間延びしないかな?と一瞬思ってしまうのですが、全くそんなことはございません。

前述した各キャラクターのダンス時の個性と、ダンサーさん達が扮する様々なキャラクターのおかげで、ベージュの布の背後に存在するであろう場面転換の様子など全く想起させることなく楽しい時間を過ごすことができます。

 

そして、よしお兄さんとりさお姉さんの登場。

お二人の衣装についても6日に再度見直し、細かい修正点をメモしていたのですが、ボケーっとしている間にDVDのジャケ写が発表されてしまい、よしお兄さんのシャツのストライプは白とベージュであることがばっちり判明してしまう始末。

ジャケットに出ていない修正点ですと、りさお姉さんのキュロットの裾にピンクが入っていることくらいでしょうか…。

あと、僭越ながら言わせていただくと、ジャケ写を見た時、「コスチューム、結構正確に覚えてたな、私…」と思いました。

記憶力がいいって、紛れもなく長所のはずなのに、ある場面では気持ち悪くなっちゃうんだなあ。

 

そしてもう一点補足をしますと、「すいぶんほきゅう!」の掛け声の際のお二人のイントネーションは、ビビンビーンのメロディではなく、NHK推奨であろう、正しい日本語のイントネーションでした。

それでも会場のみんなにはピンときて、うふふ、くすくす、と笑い声があちこちからしてるの、愛だよね。

 

9 バスにのって

10 ぴぴハピー
11 し・し・しのびあし

この一連の楽曲では、よしお兄さんとりさお姉さんの素晴らしさを存分に味わえます。

バスにのっての会場の盛り上がりについては既に前述しましたが、これも勝手に会場が盛り上がっているんじゃなくて、よしお兄さんとりさお姉さんの客席煽りが、すっごいの。

声量も声に込められた感情も、なんというか、ここで盛り上がらなくてどうする!と思わせるし、ここで私たちが声を出してること、きっと二人には届いてる、受け止めてくれてる!って確信させてくれる声と表情なんですよね。

なんだろう、あの二人の包容力。

ブラックホール

吸い込まれても悔いなしです。

そしてぴぴハピーでは、ごくごくさりげなくもきちっと跳躍しているよしお兄さん、し、し、しのびあし、では、ごくごくさりげなく楽しいしのびあしと楽しいお顔を披露しているお二人を、是非ご覧ください。

あのね、サラッと、何てことないようにやっているパフォーマンスのクオリティがいちいち高すぎるんですこのお二人は。

あんまりさりげないからこちらもつい見逃してしまうんですけれど、ふと気がついて真剣に見てしまうと、その表情ひとつが、その身のこなしひとつが、本当に練り上げられたものだとわかってしまい、目が離せなくなります。

 

最後、見事ムームーとガラピコが美しい鳥を連れていけることになった場面。

よしお兄さんは、「僕たち旅人の間では…」と、ある言い伝えを披露。

このとき、よしお兄さんは、自分とりさお姉さんのことを「僕たち旅人」と表現します。

それによって、私たちは、もうお二人が、ムームーとガラピコとは別の道を歩んでいるんだということを理解します。

かつてよしお兄さんが「僕たち」と言ったとき、それはきっと、ガラピコやムームーも含めた、おかあさんといっしょの仲間たちを指していたことでしょう。

しかし、もう違う。

ガラピコとムームーは、よしお兄さんから見た、「君たち」。

ぼくときみは違うからこそ、お互い好きになれるのかも、という名曲もありますが、これにはやっぱり少しの寂しさと切なさを感じてしまいました。

りさお姉さんは、ムームーとガラピコに、「よく頑張ったねえ!」とねぎらいます。

この「よく頑張ったねえ!」のあたたかさと言ったら…。

本当に勝手ながら、りさお姉さんが私の日々の生活をそっと見てくれていて、私に対して「頑張ったねえ!」って言ってもらったような気持ちになるんですよね。

そう、僕、私、頑張ったんだ!頑張ってるんだ!って、胸を張りたくなるような。

頑張ったって、わかってくれてる人がいたんだ、見てくれている人がいたんだって、ほっとして泣きたくなるような。

そんなあたたかい「頑張ったねえ」です。

 それにしてもこのお二人が出てくる場面で、現在の4人をぶつけなかった構成、すごく巧みだし、すごく優しいと思います。

子供であり、先代と当代という関係性のないムームーとガラピコだからこそ、嫌味なく素直に助ける、助けられるという役割を担えるのでしょうし、当代の4人との合流場面を後に持っていくことによって、よしお兄さんとりさお姉さんの初登場場面のインパクトが増し、誰と比較する、比較されることもなく、遠慮なく輝くことができたのだと思います。

 

そしてムームー、ガラピコとよしお兄さん、りさお姉さんはしばしのお別れ。

このとき、ムームーとガラピコは舞台上から階段を降りてハケるのですが、りさお姉さんはここでも「気をつけてねえ!」と声をかけます。

これも、本当に心配してるよ、いつもあなたが無事で、元気でいるように願ってるよ、っていう思いが伝わる、だけど湿っぽくはなくて元気で明るい声。

りさお姉さん…すき!

そして、階段を下りる際のガラピコのロボ仕草の徹底振りと、舞台側の照明を浴びて際立つ顔の陰影の深さに、ぜひご注目ください。

ガラピコの顔、直線的に見えていましたが、こんなに繊細な曲線でできているんだ…とびっくりしましたし、顔に濃く影が差す様子は、なんだかハードボイルドでした。

でも仕草はあのロボぶりなので、なんだかもう、見ていてたまらなく可愛かったです。

ガラピコ、お前はいつも我々に予想外の魅力を見せてくれるな…。

ガラピコにんじゃしゅぎょうの頭巾のフィット感が半端ないところも大好きだよ…。

 

12 ドンスカパンパンおうえんだん

ここでのまことお兄さんのすばらしさについては既に散々述べましたが、6日に再度その素晴らしさを噛み締めたところ、落ち込む際のまことお兄さんのセリフは、「こんなときに、なにもできない僕は!!」という倒置法ではなくて、「こんなときに、なにもできない僕ぅ!!」という、体言止めが正しいようです。

でもね…もうさ、どっちでも最高じゃない…?

「ぼくぅ!」って、なんというか、「ボクゥ!」って感じなんですよ。

まことお兄さん、気品と若さに溢れてて、どことなくボクちゃん感があるんですよ。

まあ、私の勝手な色眼鏡100パーセントなんですけどね。

あとね、これは余談なんだけど、普段、オフィシャルな場では「僕」とか「私」って言ってる人が、飲み会とかちょっと砕けたミーティングとかで、「俺」になる瞬間って、いいよね…。

まことお兄さん、卒業までの間に一回でいいから「俺」って言わないかな…。

4人でご飯食べてるときに話が弾んでうっかり「俺」って言ったりしてないのかな…。

あっ、月歌に「俺」が入ってる曲が来れば、強制的に俺って言わせられるな?

「俺☆オレ☆フラメンコ☆」とかね!センス虚無!

あと、あん馬はこの場面の最初から既にステージに設置されていました。

気がつくと恐ろしい存在感なのに、4日に見たときはいつの間にあん馬が置かれていたのかまったく気づいてなかったの、すごいな。

インテリアとしてのあん馬の可能性が示唆されたし、インテリアとして家にあん馬を置いておけば、通りすがりのまことお兄さんがおびき寄せられないかな。られないよ。

 

妄言はこのくらいにしておいて、この曲の際、ぜひとも、ぜひとも見ていただきたいのが、振り付けをこなしつつも、今まさにあん馬の演技に臨もうとする際のまことお兄さんの表情。

演技に向けて集中し、研ぎ澄まされた真剣な顔は、まさに、いざとなったらアスリート。

緊張感を伴いつつ、わずかな高揚をはらみつつ、キリッと引き締まった生真面目な表情は、端的に言って、「美」でした。

大げさかもしれないけど、太古の昔からアスリートが芸術作品のモチーフとされるのがよくわかりました。

本当に本当に、美しいお顔です。

もうね、美の壺

本日の日曜美術館はこちらです!

優れた芸術作品に深く切り込むことでお馴染みの素晴らしい番組、日曜美術館ですが、何のことはない、一番の「美」は、自局内に存在していたのでした…それ何て青い鳥の物語…?

それでね、そんな顔で、でも体はちょいちょいっとドンスカパンパンおうえんだんの振り付けをこなしてるから、おい、ギャップで殺す気か?ってなりました。

あ、あとね(結局いろいろ言う)、演技のために、手に巻いていた布テープ様の物体(バンテージというのかな?)、いいです。

あと、滑り止めのために手に白い粉をはたくの(ロージンというのかな?すべての知識が中途半端だよ!)、いいです。

なんならその白い粉がお衣装にちょっとついちゃって、埃っぽくなってるの…とっても良かったです。

まことお兄さんの戦い、って感じで。

8月にはソフト化されるこのステージですが、2秒、いや、3秒でいいから、このときのまことお兄さんのお顔をドアップで抜いていただけないでしょうか…。

そしたら毎月1枚ずつ買うから…。

 

13 からだ☆ダンダン

 このステージ後に発売された雑誌「NHKウィークリーステラ」において、あづきお姉さんが弘道お兄さん世代であったことが判明しました。

それを踏まえて、あづきお姉さんの「ぱわわぷたいそうで?(元気を集めるの?)」というセリフを思い返すと、一層趣が深まりますね。

受け継ぐ者、受け継がれる者の物語。

そして、6日オーラスのまことお兄さん、あづきお姉さんは、4日よりもさらに自由に、楽しそうに、ステージいっぱいを駆け回っていました。

「かぁいじゅうになるよぉぉおがおおおーーー!!!(息継ぎ、言葉の継ぎ目一切なし)」も、4日よりさらにパワーアップしており、その弾けっぷりに会場のお父さんお母さんがどよめくほど。

現在はテレビでもなかなかの「がおおおー!」を披露しているまことお兄さんですが、GW当時のテレビ放送では、まだまだお行儀よく、「怪獣になるよっ!(息継ぎ)がおー!!」だったんですよね。

そこからわずか一ヶ月あまりで、表情、身のこなし、声かけの様子は大きく変わりました。

そしてこれからも、きっとどんどん変わっていくことでしょう。

振り返れば試行錯誤の中の一過程に過ぎないのでしょうが、どの一瞬もとても眩しく尊い

そもそも、まことお兄さんとあづきお姉さんの存在自体が眩しく尊い

なんだかもう、二人とも…生きていてくれて、ありがとう…と、語彙を失ったオタクと化してしまいますし、あのお二人の尊さからすれば、語彙を失ってしまうのも無理のない話です。

さらなるファミリーコンサートレポート その2

ファミリーコンサートテレビ放映当日というKAT-TUNも真っ青なギリギリ更新となってしまい申し訳ございません。

これをご覧になって夕方の放映を楽しみにお待ちいただいたり、録画したものを見返す際のご参考になどしていただけたらとても嬉しいです。

それでは、続きをどうぞ。

 

4 さがそっ!

(まことお兄さんを除けば)今回の主役と言ってよいなーにくんですが、ステージを見ていて、私、気づいてしまいましたよ…。

なーにくん、テレビで見る時より、なんか、デカくない…?

お兄さんお姉さんと比較したときの縮尺が…なんか…なんかデケえ気がするんですよ。

さてはなーにくん、ファミリーコンサートという晴れ舞台に向けて、きっちり体を仕上げてきましたね。

そのプロ意識、とてもなーにくんなんて馴れ馴れしくは呼べません。

なーにくん、改め、なーにさん…そう、なーにさんと呼ぶにふさわしい。

そういえば重機を自在に操ることで知られた驚異の一歳児ことうーたんも、わんわんわんだーらんどの際は、気持ち大きくなることで知られています。

うーたん…いや、うーさん…。

彼らの見上げたプロ意識、私も子が二歳近くなっているのに産後太りと言い張っている場合じゃありませんね。

そしてさらに妄想を掘り下げていくと、まことお兄さん、体操のお兄さんに就任される以前に、某スポーツジムのスタッフだったご経験があるようなのです(公式情報でないことにご留意ください)。

なーにさん、もしかして、まことお兄さんの働いていたジムで体仕上げてきたんじゃないの…?そうじゃないとしても、新キャラまことお兄さんへの熱い対抗心が、あのバンプアップした体を作っちゃったんじゃないの…?

ただのプロ意識だけでなく、先輩としての意地、対抗心といった熱い気持ちを彼が持っていたとしたら…そしてそんな感情が、このステージを通して最後には男たちの熱い友情へと昇華されていくのだとしたら…?

なーにさん…いや、なーにパイセン…!

うーさん…いや、うーパイセン…!

はっ、うーさん関係なかったわ。

ということで、なーにくんの大きさ、是非ご注目ください。

気持ち、気持ちデカいから。

そしてこんなことを考えている間に、おかあさんといっしょではゆういちろうお兄さんがなーにくんを「なーにのアニキ」と呼ぶ回が放映され、なーにのアニキは手刀で材木を叩き割っていました。

やはり彼、相当の手練れです。

そんなこんなでの「さがそっ!」ですが、この曲は今回のステージのメインテーマ的に繰り返し用いられます。

具体的には、各チームが黄色くてとぶものを見つけた後の場面転換で、歌なしの、主旋律をフルートで演奏したバージョンが流れます。

今年の一月の月歌だった「さがそっ!」、テレビでは、冬、かつ新年の始まりに相応しい白コーデで、よしお兄さん、りさお姉さん含む4名が歌っていました。

ステージでは、そのような歌を、年度が変わり、メンバーも変わった春に、新たな四人の冒険のメインテーマとして用いるという構成の巧みさと、それによって曲の雰囲気がまた違って聞こえるという楽しさが味わえます。

特に、フルートを用いているバージョン。

これは真偽不明なのですが、私が子どもの頃読んだとあるマンガに、「フルートは春を呼ぶ楽器と言われているの」というセリフがあったんですね。

また、かの名作ゲーム、ドラゴンクエスト5でも、雪と氷に閉ざされた妖精の国に春をもたらすアイテムとして「はるかぜのフルート」という重要なアイテムが存在し、妖精の女王が美しい旋律を奏でて春を呼ぶという、とても素敵なシーンがあります。

そしてこのファミリーコンサートでも、あるときには花が、あるときには蝶が、あるときには鳥が…と、コンサートの時期に相応しい、華やかな春のムードが満載でした。

さがそっ!のフルートの音色は、そんな春の雰囲気にぴったりで、音楽でも春を運んできてくれたよう。

そしてそのようなアレンジがなされたことにより、季節が移り変わっていくこと、そしてよしお兄さんとりさお姉さんがいてくれた頃に生まれた曲であった「さがそっ!」が、新しいメンバーによって新しい息吹を加えられ、歌い継がれていくことを 、少しの切なさとともに感じさせてくれていました。

 

そして前記事の訂正をしますと、このときステージからハケていく順番は、

チョロミー、まことお兄さん

(このときの、まことお兄さんの「えっ、ぼくぅ?」は素晴らしい)

ムームー、ガラピコ

(いつも大人しいムームーが先陣を切り、ガラピコがそれを追うのが新鮮だし、ムームーの仲間のためなら勇気を出す性格が出ていて良い)

あづきお姉さん

(「あっ!私もきいろくてとぶもの、みーつけた!」の一語一句が全部最高にかわいい)

でした。

 

5 とんでったバナナ 

ここでは一つ訂正。

前記事ではあつこお姉さんの「とーぶーもんっ!!」にメロメロになっていましたが、6日に再度確認したところ、「とーぶーのっ!!」「とんでったバナナ、だ、もんっ!!」が正確な表記でしたので謹んでお詫びいたします。

しかし、訂正したことによってますます可愛くなっちゃったな???

あの上品を絵に描いたようなあつこお姉さんが、たとえお腹をぐうぐう鳴らしていても妖精のように気品と愛らしさを漂わせているあつこお姉さんが、花が囁くような優しい声の持ち主のあつこお姉さんが、意地っ張りになっちゃって、「とーぶーのっ!!」「とんでったバナナ、だ、もんっ!!」ですよ。

「もんっ!!」ね。

私がバナナならめちゃくちゃ飛んで見せますね。

「あつこぉー!!俺が!俺がとんでったバナナだ!俺が黄色くてとぶものだぁー!!」ってね。

へへ…。

 

6 なないろのしゃぼんだま

しゃぼんだまの中から黄色いものを探せばいいんだよ!というゆういちろうお兄さんのアイデアによって歌われたこの曲。

しかし結局黄色いしゃぼんだまは見つかりませんでした。

このときゆういちろうお兄さんが、「黄色いしゃぼんだまが…ない!」とソロで変顔を披露。

美しい歌とイケメンぶりの後に、惜しみない変顔。

この場面に限らず最近強く感じるのが、ゆういちろうお兄さんの振る舞いの幅広さ、視野の広さ、バランサーとしての素晴らしさです。

これは個人的な感想ですが、4月以降、つまりよしお兄さんが卒業し、まことお兄さんが加入してから、ゆういちろうお兄さんが以前よりも柔らかい雰囲気や、コミカルな表現を見せることが多くなったように思います。

顕著なのはシルエット博士。

もともとなかなかの癖(へき)をお持ちの博士でしたが、最近、感極まった表情や仕草、影に対する願望などが、より一層の仕上がりを見せてきたように感じられませんか?

思うに、卒業直前のよしお兄さんと加入から現在のまことお兄さんを比較したとき、より安心感があり、より見ていてうふふと微笑んでしまい、より変顔が吹っ切れているのがどちらかと言えば…それはやっぱりよしお兄さんだと思うのです。

まことお兄さんが加入したことによって、少し高まった緊張感とシリアス感。

それに対し、ゆういちろうお兄さんが、コミカルさを前面に出すことで、画面全体のバランスを取っているのだとしたら、彼の献身が、現在のおかあさんといっしょの雰囲気を大きく支えていると言っても過言ではないと思うのです。

もともとゆういちろうお兄さんは、舞台俳優としてのご経験がおありだそうです。

このようなご経歴や、雑誌等のコメントを拝見しても、ゆういちろうお兄さんは、人から見た自分がどのように映っているか、集団の中で自分をどのように見せるか、自分自身がどのように輝くか、コンテンツ全体をどのように調和させて最も強く輝かせるか、ということに対する意識が非常に高い方のように感じられます。

コミカル寄りにしているかどうかは私の勝手な予想なのでさておき、ゆういちろうお兄さんの全体に目配りし、自分の振る舞いでもって全体を調和させようとする力が、番組全体の雰囲気をより良くしているという部分が確かにあると思うのです。

そして、まことお兄さんとあづきお姉さんが次第に新たな表情を見せていく中で、ゆういちろうお兄さんもまた、そのような変化を敏感に捉え、番組全体のバランスを緻密に検討し、新たな表情や表現をきっと見せてくれるでしょう。

あとですね、そもそもね、どんなにコミカルに転んでも、その土台には圧倒的歌唱力と圧倒的イケメン力がありますからね!

土台がしっかりしてるからこそ、自由にのびやかに振る舞える のですね。

 

7 ちょうちょムーチョ

どうやら唯一の完全新曲だったらしい(公式情報ではない点にご留意ください)この曲、クリップ等で見られるのが楽しみです。

鮮やかな原色のちょうちょのイメージと陽気でダンサブルな音楽がとても良くマッチしています。

そしてもしもクリップを作成するなら、是非ともあづきお姉さんの演技場面を盛り込んでいただきたい…!!

ボログツブギで、まことお兄さんが得意だからという一点のみで何の必然性もないあん馬の演技をブッ込んできた俺たちのおかあさんといっしょ、そう、大正解なんだよそれで…。

だから…ね?何の必然性もなくリボンをくるくるくるりんしたり、フープでくるくるくるりんするあづきお姉さんのクリップを…ね?頼むよ一つ…。 

 

さらなるファミリーコンサートレポート その1

はじめに

この記事は、私が、2019年5月3日から同月6日にかけて開催された、おかあさんといっしょファミリーコンサートの、5月4日午後の部及び同月6日午後の部を観覧した際のレポです。
一つ前の記事、「おかあさんといっしょファミリーコンサート @渋谷NHKホール 観覧レポート」の訂正補足を含むため、前記事をご覧になってからの方が分かりやすいですが、こちらのみを読んだ場合でも、読み物として破綻はしないよう気を付けたつもりです。
注意事項は前回の記事に同じ。
また、一気に書き上げるのはなかなか難しそうなので、ある程度まとまった分量になったらどんどんアップすることにしました。
(友人から、記事を分けてもいいんだよ?と優しいアドバイスをもらいました。ありがとう。)

本来であれば、前回の記事に追記する形の方が分かりやすかったのかもしれませんが、前回の記事がかなり長いこと(14000字超え)、訂正補足と言いつつ書きたいことが溢れすぎており、その分量も相当なものになると予想されること、それでも前回の記事に脚注をつける形で執筆していたところ、パソコンが物も言わず固まり私の一時間半とその成果物が無になったこと、などから、新しい記事をその都度上げる形にしました。
パソコンからだと文字色変えたり脚注入れたりできるのですが、我が家のポンコツPCはやたら固まるのでもう信用しません…一歳児抱えての一時間半のフリータイムがどれだけ貴重かわかってるのかと。
よって、いつもどおりスマホからの作成となり、いつもどおりベタ打ちで読みづらく申し訳ありません。
今後、多少は体裁を整えたいです。

それでは、どうぞ!!

NHK春のチャリティコンサート
おかあさんといっしょ
ファミリーコンサート
しあわせのきいろい‥なんだっけ?!



1 オーバーチュア
そよかぜスニーカー
3 あおうよ!

まず訂正点として、あつこお姉さんとゆういちろうお兄さんは、いきなりステージではなく、まずは前方客席通路からの登場。
左右に一人ずつ現れ、通路沿いの席のお子さんに手を振ったりハイタッチしたりと存分に触れ合った後でステージに上がります。
この演出で、客席は「いる!ほんとにいる!テレビで歌ってた二人が!わあ近い!ハイタッチしてる!」といきなり盛り上がってしまうわけですね。
そしてお二人の衣装も細かく訂正。
あつこお姉さんのスカート、はぎあわせと書きましたが、おそらく一枚布のスカートに上からレース生地を被せてレース生地のみを波形にカット、裾部分にギャザーを寄せたつくりだと思います。凝ってる…!
それとシャツの赤い模様は、刺繍ではなくリボンを通して編み上げていた。チロ~リア~ンって感じでかわいい。
そしてゆういちろうお兄さん、スニーカーはシルバーではなく、黒×グレーが正しいかな。
色味は照明で全然違って見えるから難しい…。
それから、4日に見たときは後半からつけていたと思っていたリボンのコサージュを、6日は最初からつけていました。
後半はここにさらにレースのコサージュをつけてゴージャスに。
4日は前半コサージュなし、後半リボンコサージュとレースコサージュを一気に着用、だったと思うのですが(ものすごく印象が変わった記憶があるのです)、もはや真相は不明である。

そよかぜスニーカー、あおうよを歌い終わって、みんなでまことお兄さんとあづきお姉さんを呼びます!
6日は特に、このときの会場の声量がすごかったし、お二人の「はーい!!」の声にも気合いが入っていたような?
常に高品質な作品を一定のレベルで供給することでおなじみのEテレですが、やはりライブですと各回ごとに微妙な違いが出てきますし、オーラス特有の、これで最後だぞお前ら!感や、もう余力なんて残さないぞ!という出演者の高まりはあったように思います。
そして華麗なリボンとアクロバットのお披露目。
まことお兄さんのバク宙をこの目に焼き付けるぞ!と思っていましたが、あまりにシャープに、スピーディーに演技が進行し、あっという間に終わってしまったので、「なんかすごいくるっとしたりしゅっとしてた」という記憶しか残らず…そもそもバク宙してたのか?(そこから?)メディア化したら見るぞ。
あと、途中床に手をついて開脚するのですが、まことお兄さん、めちゃくちゃ体柔らかいな…?
180度、すとーん!って開いてたような。
筋肉と柔軟性って両立するんですね。
あとそのときね、ちょっとアイドルっぽい…いや、アイドルそのものの笑顔で客席を見てくれました。
えっ?今、目が合いました?(合ってない)
目線くれました?(くれてない)
また、あづきお姉さんがリボンをひらひらひら~と華麗にたなびかせ、その下をまことお兄さんが俊敏にくぐる場面では、お二人の息の合い方、すでに信頼関係がしっかりと構築されている様子が伝わり、いい演目だなあとしみじみ。

お二人は、この後一緒にいる場面では、ほとんど二人で組んでわちゃわちゃと小芝居をしていました。
これね、棒立ちだとステージが寂しくなるからか
、台詞をしゃべる人以外も常に仕草や相づちでステージを賑やかにしていて、その動き一つ取ってもそれぞれの性格や特性がよく出ていて、目がいくつあっても足りないんですよ。
その中でもお二人の様子が、本当に可愛くて、微笑ましくて。

さて、登場の後、改めて二人の特技を披露するのですが、あづきお姉さんは「新体操」、まことお兄さんは「体操競技」が得意だと言います。
まことお兄さんは、結構な声の張りで、「僕は、体操競技が、得意です!」と言うんですよね。
かっわいいー。かっこいいー。
そして、その場で美しいバク転を披露。
4日観覧後はバク宙と書きましたが、少なくとも6日は床に手をつくバク転でした。
コンパクトにシュッ!とキレがあり、でもしなやかにくるーり、としている、なんだか猫のようなチーターのような美しいバク転でした。
それから、お二人がちゃんと「『新』体操」「体操『競技』」と言うのも、とても良かった。
同じ体を動かす行為でも、違うもんね。
全然違う。
それぞれがしっかりと専門職として研鑽を積んでこられたことや、専門に対する愛情やプライドがかいま見えた気がしました。

あとですね、細かい点ですが、まことお兄さんの髪の毛、4日よりも6日の方がツヤ感があり、全体的に細かいクセをつけてその後しっかり固めたような気が…気が…しただけかな…。


特技を披露した後で、こわーい怪獣に出会ったことを訴えるお二人。
このとき、まことお兄さんがあづきお姉さんの背後に隠れて怖がっていたという素晴らしいご報告をいただきました。ありがとうございます。
ご指摘いただいたとおり、この場面、ひいてはこのステージでは、なんだかあづきお姉さんの方がお姉さんで、まことお兄さんの方が弟のような振る舞い、キャラ付けだったように思います。
ぶるぶるしたり怖がって頭を抱えるまことお兄さん。
怖がることはないよ、とも言いたいし、怖くてもいいよ、とも言いたい。
どっちに転んでもいいんだ…(?)。

そして、怪獣改めなーにくんが表れ、黄色いものを探している、というときに、ガラピコのあたまのわっかを指差したり、自分のウェアの黄色いところをつまんで「きいろ…」と見つめるまことお兄さん。
うんうん、きいろだね。
まことお兄さんが、きいろくてとぶものだね。
そうだ!探し物はまことお兄さんだったんだ~!!
イエーイ!!めでたしめでたし~!

おかあさんといっしょファミリーコンサート
しあわせのきいろい‥なんだっけ?!
~Happy end~

…とはなりませんでした。
続きます。

おかあさんといっしょファミリーコンサート @渋谷NHKホール 観覧レポート

(5/9追記)補足訂正は別記事としてアップします。
文中の赤い星部分は、最低限補足訂正したいと考えているところです。
申し訳ありませんが今しばらくお待ちくださいね。



はじめに注意書きを。

この記事は、私が、2019年5月3日から同月6日にかけて開催された、おかあさんといっしょファミリーコンサートの、5月4日午後の部を観覧した際のレポです。
なお、6日午後にも観覧予定のため、それを踏まえて追記の予定です。

同コンサートでは録音、録画が固く禁止されています。
よって、この記事は、私が公演の様子を記憶に必死に焼き付け、コンサート終了後に一気にメモを取ったものを再構成しています。
記憶頼りかつメモ以外の方法による再確認は不可能なので、事実誤認、要約不相当な箇所があるかもしれませんがご容赦ください。
ありがたくもご指摘いただける方はブログのコメント欄、ツイッターのDM、マシュマロをご利用ください。
記事を読んでのご感想、ご質問、問い合わせ等も同様の手段でお願いします。
また、そもそも、このようなレポ記事をインターネット上にアップする行為それ自体が、NHK公式によって禁止ないし制限されているようでしたら、ご指摘いただけると幸いです。

本記事はコンサートのネタバレを含む…というかほぼネタバレによって構成されています。
同公演は今後テレビ放送やDVD、CDの発売も予定されておりますので、ネタバレを回避したい方はこの記事の閲覧をご遠慮ください。
なお、私見ですが、ネタバレを見たからといって、実際に見た際の感動が失われるということはないと思います。素晴らしかった。
最後に、私は特にまことお兄さんが大好きなので、まことお兄さんの記載が多いです。
ご容赦ください。

あとベタ打ちで見辛くてごめんなさい。
太字とか…文字の大きさ変えるとか…ね?
今後頑張っていきたい。
★ほんのちょっとだけがんばりました。

この記事をご覧になってくださった方が、少しでもコンサートの楽しさを感じ、おかあさんといっしょに関わる皆さんを好きになってくれたら、とても嬉しいです。
それではどうぞ!!



NHK春のチャリティコンサート
おかあさんといっしょ
ファミリーコンサート
しあわせのきいろい‥なんだっけ?!

(注…ここまで書いたところで6日朝のおかいつを見て新しい月歌などを拝んでしまったので、以下の文章はものすごく情熱を込めて書いています)



1 オーバーチュア
そよかぜスニーカー
3 あおうよ!

盛大な拍手と共に幕が上がり、ガラピコぷ~の三人、あつこお姉さん、ゆういちろうお兄さんが登場!
ステージで三人が踊るのですが、同じ振り付けでも三人の個性がすごい!
チョロミーはとっても元気でチャキチャキしてて、ぶんぶんっ!ぱっぱっ!と音が出そうな感じで手足を素早く動かします。
ムームーは伸びやかにのーんびりと、うでをのばーす、あしをのばーす、まーるい動き。
そしてガラピコ、完璧なロボぶり!
腕とか胴体に出たり入ったりしてたような?
あれ、どうなってるのかな?
寸足らずでカクッカクッ!ピッピッ!という動き、日本人が考えるロボを完全再現!というくらいのロボットの動きで、でもガラピコが一生懸命やってるのはわかって、可愛い~!!
テレビよりも三人の個性がはっきりわかるダンスで、いきなり心をつかまれます。
そして、あつこお姉さんとゆういちろうお兄さん!!
かっかっかっ…可愛い~!!かっこいい~!!きれい~!!
テレビとおんなじ…いや、テレビよりもキラッキラ光ってる!発光してます!
テレビとおんなじ…いや、テレビよりもよーく響いて、厚みがあるのに優しい声だあ!!
お二人は前方客席の出入口から登場したか、一度舞台から降りるかして(早くも記憶が曖昧である)、客席と笑顔でふれ合います!
笑顔が神々しいよぉ…。
お二人のお衣装がまた素敵で!
あつこお姉さんは、髪をおろして、青いリボンの形の髪飾り(素材わからず…)。
オフホワイト寄りの白色で、サテンのようなツヤのある襟付トップス、レースを重ねたフリフリフリの大きめパフスリーブ、胴体の左右にシンプルめの赤い曲線の刺繍のような模様、トップスの襟は濃い藤色といえばいいのか、紫よりの?ネイビー、小さめのパールを数粒あしらっている。
はぎあわせのように見えるややハイウエストの赤スカート(スカートの上と下でニュアンスの違う生地?)にチュールっぽい紺ペチコート。
履き口に差し色の入った黒ソックス、シルバーに白っぽい紐?レースの着いた、白ヒールのスニーカー。
ゆういちろうお兄さんは、短めの赤いジャケット、襟は藤色(あつこお姉さんと同じ色味)。
これ、スポーティなブルゾンのようにもキレイなジャケットのようにも見えて、とてもお似合いでした。
インナーに白い襟付シャツ、アシンメトリーで、向かって左側はニュアンスの違う生地を細長く縦に連ねてボトムスから出しており、生地ごとにラメ?スパンコール?がキラキラと光ったり、薄い生地がひらひらと踊る。
サイドに白ラインの入ったタイトジーンズ、三角形?のモチーフを組み合わせた模様入りのシルバーに黒い紐のスニーカー。
どちらのお衣装も、現実のトレンドも取り入れつつ、親しみも持たせつつ、でも非日常の夢のお洋服、といった感じもありつつ!そしてそれを完璧に着こなす成人男性女性のおふたり!
はあ、これは大変だ。

あおうよ!を歌い終わって、ステージにいないお友だちがいるよ!と気がつき、みんなでまことお兄さんとあづきお姉さんを呼びます!
すると!
はーい!とお返事!!鳴り響くかっこいい音楽!
そして!
美しくリボンを操りながら登場するあづきお姉さんと、颯爽と駆け、華麗な床、バク宙を決めるまことお兄さんが登場!
これには会場も大盛り上がりで、歓声とどよめきが何度も上がりました。
あと、後ろの席の男の子が、序盤で「あづちお姉さんいない、あづちお姉さんどこ…?」と寂しそうにしてたのですが、登場のシーンで「あっ!!!あづちお姉さん!あづちお姉さんきたよ!!りぼん!りぼん!」と嬉しそうにしてたので、とっても良かったです。

見事な演技を決めた後、改めて自己紹介する二人。
あづきお姉さんは新体操が特技ということで、フープも披露!
それを見たチョロミーが「まことお兄さんも、いいとこ見せなきゃ!」と煽ります。
なお、このとき、まことお兄さんの隣にいたゆういちろうお兄さんが、肘でまことお兄さんをつっつきながら、小さい声で「そいそい!」って言ってたのを見逃しませんでしたよゆういちろうお兄さんったらもう~!!
そしてまことお兄さんは、体操競技が特技ということで、ガラピコにんじゃしゅぎょうでもお馴染み、助走なしその場バク宙を決めます。
すごいなあ。重力どこいっちゃったのかな?

体操のお二人は一週目の、水色ないしペールピンクのウェアでした。
直接見ると、テレビよりもしっかりフィットした、動きやすい作りになっているのがわかり、ウェーアーって感じ。そして生で見ると、あづきお姉さん!ほんとうに手足が長くてお美しい!
あとですね!声の印象がかなり違う。
テレビよりも高めで、ハキハキしてるのですが、少しみうみうした丸みもある(どんなだ?)若く感じる声で、ああ可愛い。
まことお兄さんは相変わらずのお顔の小ささですが、上半身がテレビで見るよりガッチリしていて、ああ体操競技をされていたんだなあ、と実感させる体型でした。
まことお兄さんの髪型は、やや控えめにセットしていて、束感を持たせてふんわりと。
固めてはいないようで、動作に合わせて髪の毛がフワッとしたりサラッとしていました(雲行きが怪しくなってきたね)。
コンサート前に髪切ってくるのでは?
と勝手に思っていましたが、そんなことはなかった。
コンサートが終わったら髪切るのかな?

さて、自己紹介が終わったところで、まことお兄さんとあづきお姉さんが、「ここに来る途中で、怪獣に追いかけられたの!」と衝撃告白。
こわーい怪獣の特徴を話していると、そこに怪獣が!
「うわあ!でたあー!!」
と、情けなくもキュートな声をあげるまことお兄さん!
その怪獣とは…?
やったね!みんなだーいすき!!なーにくんでした!!!!
(会場、優しい笑いに包まれる)
なーにくんのテーマが流れ、なーにくんとまことお兄さん、あづきお姉さんのはじめまして。

さて、なーにくんは、遠くにいるおじいさんおばあさんに会うために、「きいろくてとぶもの」が必要とのこと。
あづきお姉さんが、「ボールかな?」とくるりん☆
(妖精かな?)
ガーン!はずれ!
まことお兄さんが「傘かな?」と開いた傘を片手にぴょんぴょんジャンプ!
(渋谷に舞い降りたメリーポピンズかな?)
ガーン!はずれ!
ガラピコがピコピコしながら「はちですね!」
ガーン!はずれ!

ここで出演者一同、三度にわたってかなり本気の変顔を見せます。
どよめきと笑いと、え?そこまで?というさまざまな感情が客席を包みます。
まことお兄さん、完全なる白目。
一片の黒目もない白目。
これには私の隣にいた見知らぬお父さんも「すげーな…」と呟かざるを得なかった。

それじゃあ、きいろくてとぶものを探しに行こう!
ということで…



4 さがそっ!

1月の月歌、さがそっ!を歌いながらチームが分かれます。
あー、あの頃は卒業なんて知らずに、白コーデ可愛い!ってのんきに眺めてたなあ…。
そしてその曲を新たな四人が歌い、冒険の幕が開けるところが、もう、もう、世代交代を感じさせます。

チョロミーに連れていかれるまことお兄さんの、あたふた感溢れる「えっ?ぼくぅ?!」
あ、一人称、ぼく、なんですね、はい、ありがとうございます。
みーつけた!と言って元気いっぱい駆けていくあづきお姉さん(まことお兄さんと対照的!)。
ムームー、ガラピコもいなくなり、ステージにはあつこお姉さん、ゆういちろうお兄さんが残ります。
あつこお姉さんが、きいろくてとぶもの、で思い浮かんだのは…?



5 とんでったバナナ

楽しい歌!
そして、ゆういちろうお兄さんが、バナナは飛ばないよ!とからかうのですが、ちょっとふくれて「とーぶーもんっ!!」とムキになるあつこお姉さん…!
「とーぶーもんっ!!」ですよ!
最高に可愛いあの声とあのお顔で、ぷんっ!てして「とーぶーもんっ!!」
へへ…。

あとですね、以前このブログで、「とんでったバナナ」で、バナナに扮して跳馬を決め、どこまでも飛んでいくまことお兄さんとか良くないですか?って書いたんだけど…えっ?!当たっちゃった…?
(違うよ、全然違うよ)



6 なないろのしゃぼんだま

引き続きステージ上には二人。
ゆういちろうお兄さんは、なないろのしゃぼんだまから、黄色いしゃぼんだまを探せばいいんだよ!と提案。
だけど、黄色いしゃぼんだまも見つからず…やっぱりあづきお姉さんを探しに行こう!



7 ちょうちょムーチョ

あづきお姉さんが見つけたのは、黄色いちょうちょ!
ゆういちろうお兄さんとあつこお姉さんに、「うふふ…あれ!」とちょうちょを示すときの、ちょっと得意気な顔と声、かっ、可愛い~!!
しかしあづきお姉さんの演技、自然だなあ。
そして、華麗なリボンでちょうちょを惹き付けます。
フラフラと吸い寄せられるちょうちょ。
ちょうちょの気持ち、わかるぅ~。
私もあづきお姉さんがあんなに素敵な演技してたらふらふら近づいちゃうし、「おばさんとご飯食べに行こ?何でも好きなもの食べていいんだよ?」って言っちゃう~。おばさんの頭がちょうちょだね~。

しかしながら、ゆういちろうの失態により逃げ出すちょうちょ。
挽回ということで、ラテンのビートに乗って歌われたのがこの曲。
照明も赤基調でカッコよかったし、自分のミスは自分で取り戻すゆういちろうお兄さん、さすがです。
こうして無事に、三人はちょうちょと一緒になーにくんのところに帰ることになりました!
捕まえるんじゃなくて、「一緒に来てくれる?」ってきいて、「いいよ!」ってなるの。かわいい。



8 ふらふらさばく

ムームーとガラピコは、黄色い鳥を追いかけて砂漠へ。
背景もベージュの砂塵一色です。
暑い…暑い…ということで、ふらふらさばく。
またしてもかわいーいダンスとお歌。
しかし、きっちりフルコーラス歌ったところでガラピコのお水が切れ、ムームーも力尽きて倒れてしまいます。
サービス精神が仇となったよぉ…ステージ上に横たわる巨大なふこふこの青い毛玉…かわいそかわいい…。
すると客席前方通路に、フード付コートを被った謎の二人組が現れ…ひらり!とコートを脱ぎ捨てます!!
キター!!!待ってた!!!
我らの!みんなの!よしお兄さん!りさお姉さん!
なんって粋でカッコいい登場のしかた!
会場、悲鳴まじりの大歓声!!!!

二人はガラピコとムームーにお水をあげて、「すいぶんほきゅう!」します。
「すいぶんほきゅう!」ですよ!うふふ。
こういう小ネタ、いいよね…。
復活したガラピコ、よしお兄さんに「どなたか知りませんが、ありがとうございます。」とガラピコ節を炸裂させますが、すぐに二人だと気がつきます。
よしお兄さんとりさお姉さんは、今、「世界中を旅している」んだそうです。
ほんとうだね。
お二人はさあ、新しい世界に飛び出して、旅を始めたところなんだよね。
ほんとうに…(既に泣く)

そして、お二人のお衣装はおそらくオリジナル!
りさお姉さんはカーキ×ピンクのサファリシャツで、袖がピンクの小さめパフスリーブ、シャツの丈長めでウエストをベージュのベルトでマーク、白×ベージュの太いストライプの膝丈キュロット、白にピンクの靴紐の、編み上げ膝下ブーツ。
よしお兄さんは、白×カーキかベージュの太いストライプシャツ、ベージュのベルト、胸ポケットはネイビー?ベージュかカーキのパンツ、サイドにネイビーのライン、りさお姉さんと同型の白色編み上げブーツ、靴紐はネイビー、二人とも水筒を腰に留めている。
大人っぽくて、遊び心もあって、素敵ー!!
そしてよしお兄さんのお衣装の記憶が定かでなくてすみません、彼を見ると感動が先に来ちゃって記憶力が2になっちゃうんですよね。
あと前の席にいたお父さんがジャンボで、お父さんの頭でよしお兄さんがお父さんの頭に隠れがちだったという物理的な問題がありまして…。
追記できるといいな。

「こんにちはー!」「元気だったー!?」と、あの声で呼びかけるお二人に、会場も元気よく答えます。
嬉しさと同時に、感慨深さや安堵といった、深い思いが滲んでいるようなレスポンス。
お二人の声、すごーく安心するんです。
声だけで、全部許されてるような、肩を抱いてもらってるような、あったかーい気持ちになるんですよ!



9 バスにのって

黄色い鳥のいるところ、バスでいったらすぐよ!ということで、お子さんはみんなでパパママのお膝に乗り、シートベルトをがっちゃん!
ここの、シートベルトをがっちゃん!のりさお姉さんの声とパント、すごかった!
楽しい冒険の旅の始まりだ!って思わせるの。
砂漠の旅だから、がっちりしたバスで、シートベルトも太いやつだな、って、動作でわかるの。
そして始まった「バスにのって!」
ばっすにのって揺られてる!ゴーゴー!の、ゴーゴー!のときが、今日イチ客席が盛り上がったんじゃないかなあ?一体感がすごかった!
またこの二人と旅ができるなんて!という喜びとわくわくに満ちていたよ。
もちろん、曲が終わると大きな拍手に歓声、指笛まで!



10 ぴぴハピー
11 し・し・しのびあし

そして、ぴぴハピー!の歌に乗って黄色い鳥を見つけ、しのびあしで近づき、みんなで鳥の鳴き真似をして…黄色い鳥さんも、なーにくんのところに来てくれることになりました。
このときの鳥さんなのですが、大人のダンサーさんが鳥の衣装を着て2、3階の客席を回り、モビールの鳥さんが1階の客席を回り、ステージにはふわふわの小鳥に扮した子役ちゃんが何人か。
(5/6追記!)→取り急ぎの訂正!!
子役ちゃんが扮していたのは、鳥さんではなく、ちょうちょさんです!明確な事実誤認なので大急ぎで訂正します。失礼しました。
素敵だったのはほんとのほんとだよ!

これがみんな、とっても素敵だった!
名もなき役であっても、どんな細部であっても手を抜かない、子どもたちによりよいものを提供しようという気合いが感じられました。
大人ダンサーさんとモビールは、羽の一枚一枚が細かく細かく、何色もの黄色を連ねて表現されていて。
モビールはキラキラと光って、上下に動くたびに翼が本物の鳥のようにふわっ、ふわっと羽ばたいて。
瞳は子供っぽすぎる真ん丸じゃなく、切れ長の水色の宝石みたいな目で。
砂漠の過酷な旅を乗り越えた冒険者だけが巡り会うにふさわしい、美しい鳥だよ。

子役ちゃんは胴体部分がフリフリの、バレエの衣装。
ジャンプするんだけど、足の力だけじゃなくて腹筋をちゃんと使えている感じの軽やかなジャンプだから、本当に小鳥(5/6追記!ちょうちょです!飛んでるみたいにふわっ!とジャンプしてたのは本当だよ、ごめんなさい。)みたい。しかもニコニコニコとみんな可愛らしい。
この子達も晴れ舞台だね。

鳥と無事に巡りあったところで、よしお兄さんとりさお姉さんとはお別れです。
ここで、ムームーが「よしお兄さん、りさお姉さん、ほんとうに、ありがとう」と言うのですが…その言葉は当然、砂漠でのピンチを助けてくれたことに対するお礼なのですが…同時に、これまでの年月の重みや、いっしょにいられた日々への感謝が深く深く込められているような気がしました。
テレビの上では、ガラピコぷ~のみんなと、よしお兄さん、りさお姉さんはお別れできないまま、新しいお兄さんお姉さんをお迎えするんですよね。
そこを踏まえて、このステージでこれまでのたくさんのありがとうを届けたように感じられる、そんな気持ちの入ったありがとう、だと思いました。泣いちゃう。
優しくて気遣いやさんのムームーが言ったのも、ぴったりだったなあ。



12 ドンスカパンパンおうえんだん

こうして再び合流したみんなですが、チョロミーとまことお兄さんはなにも見つけられなかったようです。
他のチームの成果を見て、うわあ、ちょうちょだ!とりだ!と、小4男子のように喜ぶまことお兄さんに、どうして私たちはなんにも見つけられなかったの?と不本意そうなチョロミー。
そこに、「だって、双眼鏡はずっとチョロミーが持ってたから…」とまことお兄さん。
「えっ?チョロミーのせい…?」とショックを受けるチョロミーに、食いぎみで「いやいやいや、ごめんね?ぼくが、頼りないから!」と慌てに慌ててフォローするまことお兄さん。
残念がるチョロミーに、「こんなときに、なにもできない僕は!!」と、突然の倒置法で悔やむまことお兄さん!!

…脚本、演出のスタッフさん、ありがとう。
まことお兄さんも、どうもありがとう。
福尾誠。
ぎこちなさは残るも、フレッシュな、体当たりの演技で新たな世代の魅力を示した(ドキュメンタリー調)。

さあ、果たして、正解はちょうちょかな?鳥さんかな?
みんなでなーにくんの答えを待ちますが…
…ガーン!!なんと、どっちも、外れ!!
再び全力の変顔を披露する一同。
どよめくNHKホール。
まことお兄さん、また白目。
一ミリも黒目のない白目。
パーフェクトに白目剥いてる。
そしてそのパーフェクトな白目に、NHKホールの素晴らしい照明が映りこんで、ギラアンッ!って光ってました。
一瞬、稲川淳二の怪談独演会に来ちゃったかな?というくらいのホラー&サスペンスみを感じたよ。

お目当てが見つからず、悲しそうななーにくん!
なにもできない、どうしたらいいかわからないチョロミー!
「僕もわかんない!」と、何にもわかんなくなっちゃったまことお兄さん!!
「「うっえーん!!!!」」
…こんな30代主婦の秘められた願望を形にしてくれた脚本、ある??(混乱)

すると…ちょうちょさんや鳥さんが、何かを見つけます!
それは、黄色い気球!!
なーにくんが探していたのは気球でした!!
しかし、気球は障害物に隠れています。
そこで、チョロミーが障害物をどけると立候補!!
でも…どうやって?
そう、タッチパッチさん仕込みのぐるぐるダンスで!
元気よく踊るチョロミーでしたが、ダンスの勢いで飛んできたいろんなもので、気球はますます隠れてしまいました。
残念だ…っち…。

さあ、ますますどうしよう?
ここでとうとう、これまで小4のようにちょうちょや鳥にアハハウフフし、小2のようにう、えーん!と泣いていたまことお兄さんが立ち上がり!
「僕がやってみる!」と頼もしく気球に向かいます。
でも…どうやって…?武力で…?
……ッハッ!…なんということでしょう!?
なんと、ステージ中央に、いつの間にかたいそう立派なあん馬が置かれているではありませんか!
※たいそう、は「大層」と「体操」がかかってて我ながらうまいこと言ってる。言ってない。
一応言っておくと、これ、本当ですよ。本当にあん馬ありましたからね!
私の夢小説とかじゃないですからね!
どんなに重たくてたくさんあるゴミも、あっという間に吹き飛ばせる。
そう、あん馬ならね。
ということで、まことお兄さんが素晴らしいあん馬を披露!
しかし、なかなか重労働…ということで、みんなで歌ってまことお兄さんを応援します!
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
ウオオオ!まことー!!…と会場が、いいえ私が大興奮。
本当はまことコールは一回だけです。たしか。
声に答えて、まことお兄さんも、「フレッフレッ!ぼーくっ!」と己を奮い立たせます。
そして、美しいあん馬。美しいあん馬。美しいあん馬
高く上げた脚をくるくる回したり(どうよ?この語彙のなさ)、取っ手をつかんだままぐいーって逆立ちして、逆立ちのまま脚を曲げたり伸ばしたりと華麗な演技を出し惜しみなく披露して会場の皆を魅了し、最後は逆立ちからくるっと宙返りして見事な着地!!
…まこと…お前ってやつは、決めるときは決めるんだな!(元順天堂大学コーチ、オリンピックスタッフ経験者に向けた大いなる暴言)。

こうして気球が姿を見せたのですが…なんということでしょう!気球は、空気が抜けてふにゃふにゃ!
せっかく頑張ったのに!
と、うちひしがれ、再び声を揃えて「「うえーん!!」」するチョロミーとまことお兄さん。
「「うえーん!!」」
一度目のうえーんを衝撃で受け止めきれなかった方、尊すぎて心が追い付かない方、何度でも見せてくれ!と奮い立つ方々に向けて抜かりない、アンコールうえーん!!
え?こんな30代主婦の秘められた願望を形にしてくれた脚本、ある??
あ、はい、気球?空気?いくら必要なの?
あーはいはい、わかります、払えます。はい。(混乱)

みんながどうしよう?と思い、途方に暮れた、そのとき!!
きたー!!!!
ステージ左上のバルコニーに!
よしお兄さんと、りさお姉さんが!!!!
まっっってましたあ!!!!
嬉しそうに呼びかけるあつこお姉さん、ゆういちろうお姉さん。
本当に嬉しそう。
ああ、この展開、めちゃくちゃエモくないですか?
新世代が卓越した実力で道を切り拓くも、最後の詰めが甘く、状況を打開しきれない…窮地に皆を救いに現れたのは!いつも皆を導いてきた偉大な彼らだった…!!
ウオオオオオーーー!!!!

気球を膨らますには、皆でふーーっ!て、風船を膨らませたらいいんだよ!とりさお姉さん。
そうだよ、パント!だね!!
メロディこそ鳴りませんでしたが、紛れもなく、パント!
りさお姉さん、にこにこしながらパントマイムで風船を膨らませるんですけどね…所作がほんとにきれいで…大げさじゃない動きなのに、風船が確かに見えましたよ。
そしてみんなで、ふーっ!ふーっ!子どもも大人もふーっ!です。
うーんと大きな風船を膨らませて、そのままえいっと投げるあづきお姉さんと、やや小さめの風船を膨らませて、ちゃんときゅきゅっと結ぶ動作を入れてから、ぽんっと弾ませるまことお兄さん。
個性がちゃんと出てますね。

だけど、大きな気球だから、もっともっと!パワーを集めないといけません。
どうやって集めよう?
あづきお姉さんが元気に「ぱわわぷ体操で?」、まことお兄さんが「ブンバボンで?」と、尋ねます。
するとチョロミーが、いたずらっぽく、「何言ってるの?からだ☆ダンダンに決まってるでしょ!!」
一瞬、おま…チョロミー…レジェンドお二人の前でなんて薄情な…と思いました。
でも、これはチョロミーの、子どもなりの強さやたくましさ、新しい仲間に対する信頼とエール、そしてレジェンドお二人への、私たちは大丈夫だよ、見ててね!というはなむけの宣言なのではないでしょうか。チョロミー、とっても頑張りやさんだね。

そして、それを聞いたよしお兄さんとりさお姉さんは、本当に…本当にはればれとした、あのまっすぐな笑顔で、あの暖かい声で
「「その通り!!」」
って言うんです。
「まことお兄さん、あづきお姉さん、あとは任せたよぉ!」って…。
会場中に響く声で、一片の曇りもない笑顔でそう宣言し。
そして二人は、颯爽とハケます。
あとは頼んだから。あとは託したから。
新世代がスキルで切り拓き(あん馬)、レジェンドが皆と力を合わせて窮地を救い(パント!)、でも最後の仕上げはあくまで新世代へと託し、そして託された新世代のまことお兄さん、あづきお姉さんが、会場にいる子どもたち皆と力を合わせて、物語はクライマックスに向かう…。
こんなに美しくて切なくて完璧な世代交代劇、あります?
こんなに心を揺さぶるバトンリレー、子ども向けの一時間のショーの中で無理なく見せます?
当然ながら、「ふぐうっ…(泣)!!」ですよ。



13 からだ☆ダンダン

バトンを託された二人、しっかりと受け止めて、しゃんと立って、大きな声で「はいっ!わかりました!!」とお返事をします。
受け取ったね。バトン、受け取ったね!!
そして会場のみんなにも準備をしてもらい、全力!からだ☆ダンダン!!
イントロの「ちゃっ!ちゃっ!ちゃっちゃらちゃちゃっちゃ!ゴー!」の、「ゴー!」、今日ニくらいの会場の盛り上がりだったのでは?
だってこんなの、奮い立たざるを得ないよ。

そして、身体能力の高い二人が、安全確保やスペースを気にせず存分に踊れる全力からだ☆ダンダン!
もうね、美しい。
ペガサス二頭かな?ってくらい美しい。
二人とも、脚上がってるう!
めちゃくちゃ走ってるぅ!
声、腹から出してるぅ!
声、あんまりセーブしてなくて、心のままに出してる感じなのがライブ感があってとっても良かったです。
あとねえ、とにかく動く。
二人とも、にんじん食べるときステージ10周くらいしてたんじゃないですかね?
そしてまことお兄さん、にんじん食べるとき、マリオがスター取るみたいにぴょんぴょんしてたから、あのにんじんはパン食い競争方式で上から吊られてるな。
そう、まことお兄さんね。
まことお兄さん、ここに来て結構テンションがお上がり遊ばしていたのか、がおーがすごかったです。
テレビだと
「怪獣になるよ!(息継ぎ)がおー!!」
ですが、こちらでは
「かぁいじゅうになるよぉぉおがおおおーーー!!!(息継ぎ、言葉の継ぎ目一切なし)」
でした。
あとずっしんどっしんするときの手足の動きも激しくて、まことお兄さんだけ新木場アゲハの午後11時(メインアクト)かな?くらいの熱量を感じました。

こうやってみんなのパワーを集めて、ふーっと気球を膨らませた結果…!!
やったあ!しあわせのきいろい気球は、ついに飛び立ちました!
そして、いつものように目と口をカッ!とかっ開き、微動だにしないなーにくん(たぶん気球に乗るのが初めてで緊張していた)を乗せ、気球は旅立ったのでした。
めでたしめでたし。



14 地球ぴょんぴょん

なーにくんを見送り、冒険を振り返るみんな。
しあわせのきいろい何かを探すなかで、みんなと仲良くなれた、たくさん応援してもらった、そんなたくさんの幸せを手に入れていたことに気がつきます。
そして、あつこお姉さんが、
「もうひとつ!よしお兄さんと、りさお姉さんに、また、会えた!!」って…。
そして間髪入れず、客席から万雷の拍手。
このときのあつこお姉さん、かなりタメを作ってゆっくり発声していて、嬉しそうなんだけど無邪気な嬉しさじゃなくて、やっと会えた、っていう、少し泣きそうな顔もしていて…万感の思いが込められていました。
みんなが喜びを分かち合い、そして、ぴょんぴょん!
体操のお兄さん組、跳ねる跳ねる!!
俺たちを見ろ!繋がれたバトンを見ろ!とばかりに跳ねる!
そして、「おいでよ!」「ここまで!」の、割れんばかりのコール&レスポンス!
会場は、熱く幸福な一体感に包まれます。



15 わをつくろう

熱いクライマックスの後、お兄さんお姉さんはハケ、ガラピコぷ~のみんなが可愛く歌い踊ります。
みんなで輪になってふかふか、ぴこぴこ、きゅんきゅん回るよ!
みんな、本当に良く頑張ったね。



16 やさしいうた

再びあつこお姉さんとゆういちろうお兄さん。
あつこお姉さんはヘッドドレス、ゆういちろうお兄さんはハットとコサージュを着用し、一気にドレッシーでシックな雰囲気に変身です。
見事な小物使い。ナイス、スタイリストさあん!!
そして、レジェンドおさむお兄さんの作品である優しい歌。
お二人はここに来て、全く息も乱さず、軽々と歌い上げます。プロだな…プロだよ…。



17 へんしんロボット★マックス

しっとりと歌い上げたかと思うと!会場をシャープに切り裂く激しい音楽!
そして体操のお兄さんお姉さん四人が登場し、マーックス!!です。
熱い…。
ここでよしお兄さんは黄緑、黄色、オレンジの現役時コスに、りさお姉さんは白、黒、ピンク、パープルの現役時コスに、まことお兄さん、あづきお姉さんは緑と黄色基調の二週目コスにチェンジ。
しかし、よしお兄さん、本当に脚長いな…?
そして、よしお兄さんとまことお兄さんのアクロバットの共演。
高さが美しく揃った宙返りに、すごいものを見たとどよめき、はしゃぐ客席!
さらに、りさお姉さんとあづきお姉さんの連続ターンの共演。
その場で膝の屈伸と踵の上げ下ろしで体に勢いをつけて連続ターンを決めるという難しい演技です。
しかし、アスリートとしてキレのある、体幹がしっかりして全くぶれないあづきお姉さんのターン。
そして、身体表現に思いを乗せれば並ぶものなし、しなやかで軽やかで、本当に楽しそうにくるんくるん!と回る、優美なりさお姉さんのターン。
ターン一つ取っても、ここまで違うのか!ここまで違う美しさがあるのか!と、衝撃を受けました。
もちろん客席も大きな拍手。



18 ぴかぴかスマイル

マーックス!!
と決まったのもつかの間、まことお兄さんとあづきお姉さんは、すうっ、と手をステージに指し示し、軽やかに去ります。
そして間髪入れず鳴り響く、「ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん!」
「ああっ…」「わあっ!」と、客席にいる皆のそれぞれの思いが、それぞれの声で溢れます。
ずるい…こんな構成…ずるい…。
なお、序盤でよしお兄さんがスーパープレイを決めたようで大きな歓声が上がったのですが、イントロが流れた瞬間ぶしゃっと涙が出て下を向いていたので見逃しました…すみません…。



19 ミライクルクル

そして、新たな世代へ!!
よしお兄さんとりさお姉さんは美しい礼をして、ステージから去ります。
ここでまた、バトンは渡されたのだと、はっきりと気づかされる。
まことお兄さんとあづきお姉さんは前方客席通路から現れ、現行メンバー四人で、元気一杯、そいそい!!
ミライ、キタキタ!!



20 べるがなる

こうして、新たな世代の出発を確かに感じさせ、ベルがなります。
まことお兄さんとあづきお姉さんのこと、みんな、好きになったよね?
というメッセージに、客席はもちろん!の拍手で答えます。
そして、祝福と共に、幕が降り…幕が降りる最後の最後で、ぴょんっ!とその場に寝そべり、幕と床の隙間からお顔を覗かせて、ばあいばあ~い!するまことお兄さん。
…まことお兄さん…まことお兄さん!!もう!!

…と、ここまで書いたところで6日の午後公演、行って参ります!

まことお兄さんとよしお兄さんを見て思った、体操、さらにはおかいつの優しさ その3

この記事は、「まことお兄さんとよしお兄さんを見て思った、体操、さらにはおかいつの優しさ その2」の続きです。

この記事では、おかあさんといっしょという番組の構造そのものが、とても優しく子どもたちを受容し、肯定していることについて書きます。
いつものとおり、私見です。

私がここで挙げたいのは、大きく分けて2つ。
1つ目は、間違えることを当然のこととしつつ、その責任を子どもたちに負わせず、かつ間違えることは恥ずかしいことではないと自然に伝えてくれる仕組みです。
たとえば、しりとり列車。
みんなの声を聞いて、単語のボードを列車に乗せるのは、運転手さんと車掌さんです。
そこで間違えたとき、「ショック~」を受けるのも、このふたり。
シルエット博士なら、間違えて「ハズレット!」と言われ、首をかしげるのはムームー。
プリンセスミミィなら、外れのサウンドに肩を落とすチョロミー。
そしてすりかえ仮面なら、子どもたちの「わからない!」の声に答えて「もう一回みせて?」と誰より優しい声で問いかけるのはあつこお姉さんでした。
彼ら、彼女らは、子どもたちの間違った声を、自分の答えという形で代弁します。
そしてその答えが間違いだとわかったときも、絶対に子どもに責任追求などしません。
「君の答えが間違ってたみたい!」なんて言わない。
私の答えが間違っていた、さあ次はどうしよう?と、子どもたちに間違い役を負わせることを回避しているのです。
そしてまた、彼ら、彼女らは前向きです。
間違ったことにリアクションはしても、すぐに、どうして間違えたんだろう?ありゃりゃ?がーん!じゃあこれかな?…エラーの検証をしたかと思うと、正解に向かってまたすぐに考え出します。
その姿には、「間違うことは当たり前で、恥ずかしいことなんかじゃない」「間違ったらまた考えればいいんだよ」という前向きなメッセージが込められているように感じます。
間違えることは恥ずかしくなんてないのだから、子どもたちに直接間違える役を負わせてもよいのかもしれません。
しかし、テレビの収録、原則一発録り、親御さんとも少し離れた場所にいるという特殊な環境において、まだまだ心が成長中の子どもたちをその役目に置くのは負荷が大きすぎますし、間違えた子どもと正解した子どもという役割分担をさせることで、分断が生じたり、ときには収拾がつかなくなるおそれもあり、やはり、現行の形がベストであるように感じられます。
間違えるのは当たり前!落ち込まなくていいんだよ!みんなで一緒に楽しく考えよう!というメッセージ。
これもまた、大いなる受容です。

ところで、パント!は正解や間違いという概念のない、自由な身体表現のコーナーであったのに対し、ガラピコにんじゃしゅぎょうは修行達成という明確な目標が定められたコーナーであり、それゆえに、理屈の上では失敗もありえます。
この先おそらく、様々なこどもたちと様々な修行がお目見えする中で、コーナーがどのような展開を見せていくのか、気になるところです。

次に、体操からフィナーレにかけてのカタルシスについて。
個人的に、「べるがなる」は、全ての子どもたち、何なら大人たちにも向けられた、大いなる祝福の歌だと思っています。
この歌の主体は、「きみ」。
つまり、子どもたちであり、私たちです。
「元気にべるをならすきみ」がいたから、ぼくはあるきだす。
きみの胸の中で小さく響いていたべるは、ぼくによって見つけられ、大きく奏でられ、きみとぼくは出会い、みんなでべるをならしてお祝いする…これが全ての人に向けられた祝福でなくてなんだというのでしょう?
番組の中で、お兄さんお姉さんは、目線、表情、声といった、子どもに向けたあらゆる立ち振舞いによって様々な歌やコーナーを形作ってきました。
そうやって、子どもたちを見つめ続け、受容し続けてきた一連の流れが、ここにきて再確認され、最大の熱量で表明されます。
総決算としての受容と祝福が改めて行われ、そして少しの寂しさと切なさを感じさせる、いっぱいさよなら、ばいば~い、で幕を下ろす。
素晴らしい構成です。
ここでとにかく心に留めておかなければならないのは、べるがなる、は「きみ」、つまり子どもたちのための歌であるということ。
だから、「げんきにべるをならすきみ」のときに差し出されるあの手は、「げんきにべるをならすきみを見つけたよ」「きみのことだよ」という受容のメッセージを発することに徹していなければならず、決して「『げんきにべるをならすきみ』という振り付けを踊るぼく」であってはならない。
そのためには、正しく踊らなくてはなどと考えてい てはならず、無意識に体が動くくらいの状態で、心を「きみ」に向けなければならない。
また、トンネルで手を振る場面では「手を振るぼく」ではなく、「手を振られているきみ」に意識が向けられていないといけない。
あらゆる場面が、「きみ」のため、「きみ」を祝福するために存在しなければならない
これを表現するには、相当の経験と意識的な心の持ちようが必要だと思います。
そしてさらに大変なのが、「きみ」とは、目の前にいる子どもでもあり、かつ、テレビの向こうにいる日本中、世界中の子どもでもあるということ。
スタジオの子どもたちに目を向け続けていてはテレビの向こうにいる子どもたちを見つめられませんし、カメラ目線だけではスタジオにいる子どもたちは拒絶されたかのように感じてしまう。
きみがどこにいても見ているよ!と表すためには、絶妙なバランスが問われます。
これをあの、チョロミーの星やらガラピコのパネルやらムームーのペンダントやふわふわの毛並やらに夢中の子どもたちがごった返す中で、子どもたちの安全を確保しつつ(全ては安全であることが前提)限られた時間でやってのけなくてはならないのですから、お兄さんお姉さんに問われる思考力、判断力、そして何よりも表現力は、相当にレベルの高いものだと言えます。
しかもどの能力も、瞬発力と持久力を兼ね備えていないといけない。

こうして、「きみのこと見つけたよ!」「きみに会えて、ぼくのこころのべるが鳴ったよ!」「きみに会えたこと、きみがいることをお祝いしよう!」という、あらゆる「きみ」への祝福、すなわち、どんなきみでも見つけたよ、受け止めたよ、どんなきみでも素晴らしいんだよ、というメッセージを発して、その日のおかあさんといっしょは終わります。
そしてまた、次の日には新たな受容と祝福が繰り返されます。
すごすぎる。

かつて、よしお兄さん、りさお姉さんが、どんなに優しく子どもたちを受容してきたか…その表情、仕草、声が、どれだけの経験と配慮によって作り出され、どれだけ多くの子どもたち、そして大人たちを励まし慰めてきたか…それは多くのおかあさんたちが身をもってわかっていることだと思います。
そしてその大役を引き継いだのが、ご存知、まことお兄さんとあづきお姉さん。
当初のガチガチぶりも、そりゃそうでしょ、という話ですし、日を追うにつれて次第に柔らかくなっていく様子は、心から応援せざるを得ないし、これから先に期待するしかない。
二人の心に確かに存在している(と、私は信じています)、子どもたちを受容し祝福する心、単純に言ってしまえば、ありのままの子どもたちを好きになり、愛する心が、この先どんどんと成長し、画面から溢れ出すことを、大いに、大いに、とってもとっても!期待しています。
そして、60年にわたって、子どもたち、大人たちを受け止め続けてくれている偉大なるコンテンツ、「おかあさんといっしょ」に、改めて心からの感謝を捧げ、長々と書き連ねてきたこの項を閉じたいと思います。

追伸
ファミリーコンサート、初日おめでとうございます。
全ての人にとって、素晴らしい日々となりますように!

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【執筆のご依頼】
ツイッターのDMまでお願いいたします。
※事情によりお断りさせていただくこともございます。


こいつです。

【記事のカテゴリ分けをした方が良い】
おっしゃる通りです。
しなきゃしなきゃと思っておりました。
しましょうね…。

【更新頻度を上げて欲しい】
すみません、主に息子の機嫌と私の眠気によります。
今は息子に構うことを最優先にしております。
それで毎日のおかいつ見てたらもう一時間使っちゃうし(朝夕見ることが前提)、あとキングダムも映画を見に行ったら原作読み返したくなるでしょ?
それに毎日のTwitterも欠かせないよね。
あと毎週月曜日は絶対ジャンプ読むし、そしたらハイキュー!!とかヒロアカとか鬼滅の刃とか読み返したくなるし、そうこうしてたらジャンプSQも出るから、ワールドトリガーも5回くらい読まないといけないし…あっもう眠い…。
それじゃあアクセス伸びないよ!とのお声もあろうかと思いますが、こんなヤバいブログ、伸びない方がずっと世のため人のためになるよね。
ということで、書きたいとき、書けるときに、書きたいことを書かせていただければと思います。
すみません。

順天堂大学に寄付をしたか】
恥ずかしくてしてません。
このタイミングで中途半端な寄付をしたら、こいつだってバレませんか?大丈夫?
こんな気持ち悪い人からもらった寄付でタオル買っても(大した額は寄付できないので、あん馬などは買えない)、どこも拭きたくねえよ!ってなりませんか?
バレないなら今すぐしたいです。
寄付の実情をご存じの方、よかったら教えてください…!マシュマロなら匿名で投稿ができます(必死)

あと、タグ付けや大した対策などしていないにも関わらず、まことお兄さんの記事を書くやいなや、ぶわあっ!!!!とアクセスがあるのが不思議なのですが、みなさんどこからどうやってお見えになっているのですか…?
もしよかったらマシュマロで教えてください。
「検索」とか「口コミ」(あるの?)とかでいいので。
素性を突き止めたいわけではなく、仕組み…?見つけ方の技術的なことが知りたいのです。いにしえのオタクだから分かってない。
そしてもしもNHKの方がいたら何卒お許しください。
もしかして実家の親が私を励ますために延々とF5してるとかないですよね?そんなの、優しさと、バレてる!って辛さで、二重に泣いちゃうから…。

まことお兄さんが吠えなかった日


こんな風に油断してたらね、
これですよ。

二日続けての「がおー!!」の後、しれっと口パクを繰り出すまことお兄さん。
騒然とする私のTwitterのタイムライン。
まことお兄さん、ほんとにもう、全国のおかあさんの感情、弄ぶやん…。

しかしこれは、まことお兄さんの日々のチャレンジ、トライ&エラーの表れにほかなりません。
そもそも、口パクよりも「がおー!!」が優れているなどと思っていた私が浅はかでしたし、一度「がおー!!」と言ったからには今後は「がおー!!」が固定になると思っていた私が愚かでした。
その日のお子さまたちの様子、他の出演者や提供されるコンテンツとのバランス、まことお兄さんご自身のコンディションなどを踏まえ、まことお兄さんご本人が、今日はがおー!!した方が良いと判断したのであればすればいいし、今日は口パクが良いと判断したのであればしなければよいのです。
そもそも別に、「がおー!!」じゃなくたっていい。
「ギャース!!」とか「うおー!!」って言ったっていい。
何なら「とみたー!!(※1)」でもいい。

あっでも、体操競技部ってやっぱり礼節を重んじそうだから、「とみたせんぱい!!」になるのかな?
ここまで来たら「栄光への架け橋だっ!!!!(※2)」って言ってもすごくかっこいいと思うけど、明らかに尺が足りないし、さすがにここまで遊んじゃうと子供の楽しさを一番に大切にするおかいつスタッフさんと、NHK刈屋富士雄元アナウンサー、現解説委員が黙っていないかな?
あと、ちょっと恐竜と関係ないかな。全然関係ないね。

ここまで語って、あのアテネオリンピックまで振り返って(勝手に振り返っただけなのは百も承知)、ただ単に収録順と放送順が前後していただけだったら恥ずかしいですね。まあそんなこと言ったらこの文章全てが恥ずかしいですけどね。

そして。

きたよー!!!!
公式からの供給、別名課金チャンスが来た!!
オタクのスタンダードとして、ステラは観賞用、保存用、布教用を買わせていただきますし、amazonのオペレーターが引くぐらい早く予約します。
映画はまだ先で、キングダムと公開時期が重ならないのが幸いでした。生きていく楽しみができました、リピートします(断言)。
息子の映画館デビューはこれで決まりだな。
EテレTシャツのガラピコを指差してニコニコ笑っていた息子よ、ワンサイズ上も買っておくから来年これ着て見に行こうね…あっでも1月公開じゃTシャツはキツい…ユニクロさん、絶対買うので冬物もEテレコラボよろしくお願いします…。

しかし、映画…?雑誌の表紙…?
急な供給に、またしても感情の処理が追い付かないですね。
Eテレさん、本当に本当に、子の気持ちを満たし、母の気持ちかき乱すやん…。

※1 まことお兄さんとアテネオリンピック体操男子団体金メダリストの冨田洋之氏は、同時期に順天堂大学体操競技部の指導者を務めていたことがある。冨田氏の美しい体操が、まことお兄さんにも影響を与えているのではないかと想像するとわくわくするし、それを毎日のように受け取れる私たちは幸せすぎるのではないだろうか。

※2 「栄光への~」は、アテネオリンピックでの刈屋元アナウンサーの名実況。
体操男子団体戦の金メダルを目前にした冨田選手の鉄棒の演技時に、NHKアテネオリンピック中継のテーマソング「栄光への架け橋」になぞらえて「伸身の 新月面が描く放物線は栄光への架け橋だっ!」と実況、冨田選手は見事な着地を決め、日本に金メダルをもたらした。
なお、中継が深夜から早朝だったため、中継中にニュース「おはよう日本」のロゴが表示され、徹夜明けに朦朧としながら感動の涙にむせぶ多くの視聴者を脱力させた。
おはよう日本、ハローワールド。