緊張と緩和と臆病と大胆

書きたいことだけ

おかあさんといっしょファミリーコンサート @渋谷NHKホール 観覧レポート

(5/9追記)補足訂正は別記事としてアップします。
文中の赤い星部分は、最低限補足訂正したいと考えているところです。
申し訳ありませんが今しばらくお待ちくださいね。



はじめに注意書きを。

この記事は、私が、2019年5月3日から同月6日にかけて開催された、おかあさんといっしょファミリーコンサートの、5月4日午後の部を観覧した際のレポです。
なお、6日午後にも観覧予定のため、それを踏まえて追記の予定です。

同コンサートでは録音、録画が固く禁止されています。
よって、この記事は、私が公演の様子を記憶に必死に焼き付け、コンサート終了後に一気にメモを取ったものを再構成しています。
記憶頼りかつメモ以外の方法による再確認は不可能なので、事実誤認、要約不相当な箇所があるかもしれませんがご容赦ください。
ありがたくもご指摘いただける方はブログのコメント欄、ツイッターのDM、マシュマロをご利用ください。
記事を読んでのご感想、ご質問、問い合わせ等も同様の手段でお願いします。
また、そもそも、このようなレポ記事をインターネット上にアップする行為それ自体が、NHK公式によって禁止ないし制限されているようでしたら、ご指摘いただけると幸いです。

本記事はコンサートのネタバレを含む…というかほぼネタバレによって構成されています。
同公演は今後テレビ放送やDVD、CDの発売も予定されておりますので、ネタバレを回避したい方はこの記事の閲覧をご遠慮ください。
なお、私見ですが、ネタバレを見たからといって、実際に見た際の感動が失われるということはないと思います。素晴らしかった。
最後に、私は特にまことお兄さんが大好きなので、まことお兄さんの記載が多いです。
ご容赦ください。

あとベタ打ちで見辛くてごめんなさい。
太字とか…文字の大きさ変えるとか…ね?
今後頑張っていきたい。
★ほんのちょっとだけがんばりました。

この記事をご覧になってくださった方が、少しでもコンサートの楽しさを感じ、おかあさんといっしょに関わる皆さんを好きになってくれたら、とても嬉しいです。
それではどうぞ!!



NHK春のチャリティコンサート
おかあさんといっしょ
ファミリーコンサート
しあわせのきいろい‥なんだっけ?!

(注…ここまで書いたところで6日朝のおかいつを見て新しい月歌などを拝んでしまったので、以下の文章はものすごく情熱を込めて書いています)



1 オーバーチュア
そよかぜスニーカー
3 あおうよ!

盛大な拍手と共に幕が上がり、ガラピコぷ~の三人、あつこお姉さん、ゆういちろうお兄さんが登場!
ステージで三人が踊るのですが、同じ振り付けでも三人の個性がすごい!
チョロミーはとっても元気でチャキチャキしてて、ぶんぶんっ!ぱっぱっ!と音が出そうな感じで手足を素早く動かします。
ムームーは伸びやかにのーんびりと、うでをのばーす、あしをのばーす、まーるい動き。
そしてガラピコ、完璧なロボぶり!
腕とか胴体に出たり入ったりしてたような?
あれ、どうなってるのかな?
寸足らずでカクッカクッ!ピッピッ!という動き、日本人が考えるロボを完全再現!というくらいのロボットの動きで、でもガラピコが一生懸命やってるのはわかって、可愛い~!!
テレビよりも三人の個性がはっきりわかるダンスで、いきなり心をつかまれます。
そして、あつこお姉さんとゆういちろうお兄さん!!
かっかっかっ…可愛い~!!かっこいい~!!きれい~!!
テレビとおんなじ…いや、テレビよりもキラッキラ光ってる!発光してます!
テレビとおんなじ…いや、テレビよりもよーく響いて、厚みがあるのに優しい声だあ!!
お二人は前方客席の出入口から登場したか、一度舞台から降りるかして(早くも記憶が曖昧である)、客席と笑顔でふれ合います!
笑顔が神々しいよぉ…。
お二人のお衣装がまた素敵で!
あつこお姉さんは、髪をおろして、青いリボンの形の髪飾り(素材わからず…)。
オフホワイト寄りの白色で、サテンのようなツヤのある襟付トップス、レースを重ねたフリフリフリの大きめパフスリーブ、胴体の左右にシンプルめの赤い曲線の刺繍のような模様、トップスの襟は濃い藤色といえばいいのか、紫よりの?ネイビー、小さめのパールを数粒あしらっている。
はぎあわせのように見えるややハイウエストの赤スカート(スカートの上と下でニュアンスの違う生地?)にチュールっぽい紺ペチコート。
履き口に差し色の入った黒ソックス、シルバーに白っぽい紐?レースの着いた、白ヒールのスニーカー。
ゆういちろうお兄さんは、短めの赤いジャケット、襟は藤色(あつこお姉さんと同じ色味)。
これ、スポーティなブルゾンのようにもキレイなジャケットのようにも見えて、とてもお似合いでした。
インナーに白い襟付シャツ、アシンメトリーで、向かって左側はニュアンスの違う生地を細長く縦に連ねてボトムスから出しており、生地ごとにラメ?スパンコール?がキラキラと光ったり、薄い生地がひらひらと踊る。
サイドに白ラインの入ったタイトジーンズ、三角形?のモチーフを組み合わせた模様入りのシルバーに黒い紐のスニーカー。
どちらのお衣装も、現実のトレンドも取り入れつつ、親しみも持たせつつ、でも非日常の夢のお洋服、といった感じもありつつ!そしてそれを完璧に着こなす成人男性女性のおふたり!
はあ、これは大変だ。

あおうよ!を歌い終わって、ステージにいないお友だちがいるよ!と気がつき、みんなでまことお兄さんとあづきお姉さんを呼びます!
すると!
はーい!とお返事!!鳴り響くかっこいい音楽!
そして!
美しくリボンを操りながら登場するあづきお姉さんと、颯爽と駆け、華麗な床、バク宙を決めるまことお兄さんが登場!
これには会場も大盛り上がりで、歓声とどよめきが何度も上がりました。
あと、後ろの席の男の子が、序盤で「あづちお姉さんいない、あづちお姉さんどこ…?」と寂しそうにしてたのですが、登場のシーンで「あっ!!!あづちお姉さん!あづちお姉さんきたよ!!りぼん!りぼん!」と嬉しそうにしてたので、とっても良かったです。

見事な演技を決めた後、改めて自己紹介する二人。
あづきお姉さんは新体操が特技ということで、フープも披露!
それを見たチョロミーが「まことお兄さんも、いいとこ見せなきゃ!」と煽ります。
なお、このとき、まことお兄さんの隣にいたゆういちろうお兄さんが、肘でまことお兄さんをつっつきながら、小さい声で「そいそい!」って言ってたのを見逃しませんでしたよゆういちろうお兄さんったらもう~!!
そしてまことお兄さんは、体操競技が特技ということで、ガラピコにんじゃしゅぎょうでもお馴染み、助走なしその場バク宙を決めます。
すごいなあ。重力どこいっちゃったのかな?

体操のお二人は一週目の、水色ないしペールピンクのウェアでした。
直接見ると、テレビよりもしっかりフィットした、動きやすい作りになっているのがわかり、ウェーアーって感じ。そして生で見ると、あづきお姉さん!ほんとうに手足が長くてお美しい!
あとですね!声の印象がかなり違う。
テレビよりも高めで、ハキハキしてるのですが、少しみうみうした丸みもある(どんなだ?)若く感じる声で、ああ可愛い。
まことお兄さんは相変わらずのお顔の小ささですが、上半身がテレビで見るよりガッチリしていて、ああ体操競技をされていたんだなあ、と実感させる体型でした。
まことお兄さんの髪型は、やや控えめにセットしていて、束感を持たせてふんわりと。
固めてはいないようで、動作に合わせて髪の毛がフワッとしたりサラッとしていました(雲行きが怪しくなってきたね)。
コンサート前に髪切ってくるのでは?
と勝手に思っていましたが、そんなことはなかった。
コンサートが終わったら髪切るのかな?

さて、自己紹介が終わったところで、まことお兄さんとあづきお姉さんが、「ここに来る途中で、怪獣に追いかけられたの!」と衝撃告白。
こわーい怪獣の特徴を話していると、そこに怪獣が!
「うわあ!でたあー!!」
と、情けなくもキュートな声をあげるまことお兄さん!
その怪獣とは…?
やったね!みんなだーいすき!!なーにくんでした!!!!
(会場、優しい笑いに包まれる)
なーにくんのテーマが流れ、なーにくんとまことお兄さん、あづきお姉さんのはじめまして。

さて、なーにくんは、遠くにいるおじいさんおばあさんに会うために、「きいろくてとぶもの」が必要とのこと。
あづきお姉さんが、「ボールかな?」とくるりん☆
(妖精かな?)
ガーン!はずれ!
まことお兄さんが「傘かな?」と開いた傘を片手にぴょんぴょんジャンプ!
(渋谷に舞い降りたメリーポピンズかな?)
ガーン!はずれ!
ガラピコがピコピコしながら「はちですね!」
ガーン!はずれ!

ここで出演者一同、三度にわたってかなり本気の変顔を見せます。
どよめきと笑いと、え?そこまで?というさまざまな感情が客席を包みます。
まことお兄さん、完全なる白目。
一片の黒目もない白目。
これには私の隣にいた見知らぬお父さんも「すげーな…」と呟かざるを得なかった。

それじゃあ、きいろくてとぶものを探しに行こう!
ということで…



4 さがそっ!

1月の月歌、さがそっ!を歌いながらチームが分かれます。
あー、あの頃は卒業なんて知らずに、白コーデ可愛い!ってのんきに眺めてたなあ…。
そしてその曲を新たな四人が歌い、冒険の幕が開けるところが、もう、もう、世代交代を感じさせます。

チョロミーに連れていかれるまことお兄さんの、あたふた感溢れる「えっ?ぼくぅ?!」
あ、一人称、ぼく、なんですね、はい、ありがとうございます。
みーつけた!と言って元気いっぱい駆けていくあづきお姉さん(まことお兄さんと対照的!)。
ムームー、ガラピコもいなくなり、ステージにはあつこお姉さん、ゆういちろうお兄さんが残ります。
あつこお姉さんが、きいろくてとぶもの、で思い浮かんだのは…?



5 とんでったバナナ

楽しい歌!
そして、ゆういちろうお兄さんが、バナナは飛ばないよ!とからかうのですが、ちょっとふくれて「とーぶーもんっ!!」とムキになるあつこお姉さん…!
「とーぶーもんっ!!」ですよ!
最高に可愛いあの声とあのお顔で、ぷんっ!てして「とーぶーもんっ!!」
へへ…。

あとですね、以前このブログで、「とんでったバナナ」で、バナナに扮して跳馬を決め、どこまでも飛んでいくまことお兄さんとか良くないですか?って書いたんだけど…えっ?!当たっちゃった…?
(違うよ、全然違うよ)



6 なないろのしゃぼんだま

引き続きステージ上には二人。
ゆういちろうお兄さんは、なないろのしゃぼんだまから、黄色いしゃぼんだまを探せばいいんだよ!と提案。
だけど、黄色いしゃぼんだまも見つからず…やっぱりあづきお姉さんを探しに行こう!



7 ちょうちょムーチョ

あづきお姉さんが見つけたのは、黄色いちょうちょ!
ゆういちろうお兄さんとあつこお姉さんに、「うふふ…あれ!」とちょうちょを示すときの、ちょっと得意気な顔と声、かっ、可愛い~!!
しかしあづきお姉さんの演技、自然だなあ。
そして、華麗なリボンでちょうちょを惹き付けます。
フラフラと吸い寄せられるちょうちょ。
ちょうちょの気持ち、わかるぅ~。
私もあづきお姉さんがあんなに素敵な演技してたらふらふら近づいちゃうし、「おばさんとご飯食べに行こ?何でも好きなもの食べていいんだよ?」って言っちゃう~。おばさんの頭がちょうちょだね~。

しかしながら、ゆういちろうの失態により逃げ出すちょうちょ。
挽回ということで、ラテンのビートに乗って歌われたのがこの曲。
照明も赤基調でカッコよかったし、自分のミスは自分で取り戻すゆういちろうお兄さん、さすがです。
こうして無事に、三人はちょうちょと一緒になーにくんのところに帰ることになりました!
捕まえるんじゃなくて、「一緒に来てくれる?」ってきいて、「いいよ!」ってなるの。かわいい。



8 ふらふらさばく

ムームーとガラピコは、黄色い鳥を追いかけて砂漠へ。
背景もベージュの砂塵一色です。
暑い…暑い…ということで、ふらふらさばく。
またしてもかわいーいダンスとお歌。
しかし、きっちりフルコーラス歌ったところでガラピコのお水が切れ、ムームーも力尽きて倒れてしまいます。
サービス精神が仇となったよぉ…ステージ上に横たわる巨大なふこふこの青い毛玉…かわいそかわいい…。
すると客席前方通路に、フード付コートを被った謎の二人組が現れ…ひらり!とコートを脱ぎ捨てます!!
キター!!!待ってた!!!
我らの!みんなの!よしお兄さん!りさお姉さん!
なんって粋でカッコいい登場のしかた!
会場、悲鳴まじりの大歓声!!!!

二人はガラピコとムームーにお水をあげて、「すいぶんほきゅう!」します。
「すいぶんほきゅう!」ですよ!うふふ。
こういう小ネタ、いいよね…。
復活したガラピコ、よしお兄さんに「どなたか知りませんが、ありがとうございます。」とガラピコ節を炸裂させますが、すぐに二人だと気がつきます。
よしお兄さんとりさお姉さんは、今、「世界中を旅している」んだそうです。
ほんとうだね。
お二人はさあ、新しい世界に飛び出して、旅を始めたところなんだよね。
ほんとうに…(既に泣く)

そして、お二人のお衣装はおそらくオリジナル!
りさお姉さんはカーキ×ピンクのサファリシャツで、袖がピンクの小さめパフスリーブ、シャツの丈長めでウエストをベージュのベルトでマーク、白×ベージュの太いストライプの膝丈キュロット、白にピンクの靴紐の、編み上げ膝下ブーツ。
よしお兄さんは、白×カーキかベージュの太いストライプシャツ、ベージュのベルト、胸ポケットはネイビー?ベージュかカーキのパンツ、サイドにネイビーのライン、りさお姉さんと同型の白色編み上げブーツ、靴紐はネイビー、二人とも水筒を腰に留めている。
大人っぽくて、遊び心もあって、素敵ー!!
そしてよしお兄さんのお衣装の記憶が定かでなくてすみません、彼を見ると感動が先に来ちゃって記憶力が2になっちゃうんですよね。
あと前の席にいたお父さんがジャンボで、お父さんの頭でよしお兄さんがお父さんの頭に隠れがちだったという物理的な問題がありまして…。
追記できるといいな。

「こんにちはー!」「元気だったー!?」と、あの声で呼びかけるお二人に、会場も元気よく答えます。
嬉しさと同時に、感慨深さや安堵といった、深い思いが滲んでいるようなレスポンス。
お二人の声、すごーく安心するんです。
声だけで、全部許されてるような、肩を抱いてもらってるような、あったかーい気持ちになるんですよ!



9 バスにのって

黄色い鳥のいるところ、バスでいったらすぐよ!ということで、お子さんはみんなでパパママのお膝に乗り、シートベルトをがっちゃん!
ここの、シートベルトをがっちゃん!のりさお姉さんの声とパント、すごかった!
楽しい冒険の旅の始まりだ!って思わせるの。
砂漠の旅だから、がっちりしたバスで、シートベルトも太いやつだな、って、動作でわかるの。
そして始まった「バスにのって!」
ばっすにのって揺られてる!ゴーゴー!の、ゴーゴー!のときが、今日イチ客席が盛り上がったんじゃないかなあ?一体感がすごかった!
またこの二人と旅ができるなんて!という喜びとわくわくに満ちていたよ。
もちろん、曲が終わると大きな拍手に歓声、指笛まで!



10 ぴぴハピー
11 し・し・しのびあし

そして、ぴぴハピー!の歌に乗って黄色い鳥を見つけ、しのびあしで近づき、みんなで鳥の鳴き真似をして…黄色い鳥さんも、なーにくんのところに来てくれることになりました。
このときの鳥さんなのですが、大人のダンサーさんが鳥の衣装を着て2、3階の客席を回り、モビールの鳥さんが1階の客席を回り、ステージにはふわふわの小鳥に扮した子役ちゃんが何人か。
(5/6追記!)→取り急ぎの訂正!!
子役ちゃんが扮していたのは、鳥さんではなく、ちょうちょさんです!明確な事実誤認なので大急ぎで訂正します。失礼しました。
素敵だったのはほんとのほんとだよ!

これがみんな、とっても素敵だった!
名もなき役であっても、どんな細部であっても手を抜かない、子どもたちによりよいものを提供しようという気合いが感じられました。
大人ダンサーさんとモビールは、羽の一枚一枚が細かく細かく、何色もの黄色を連ねて表現されていて。
モビールはキラキラと光って、上下に動くたびに翼が本物の鳥のようにふわっ、ふわっと羽ばたいて。
瞳は子供っぽすぎる真ん丸じゃなく、切れ長の水色の宝石みたいな目で。
砂漠の過酷な旅を乗り越えた冒険者だけが巡り会うにふさわしい、美しい鳥だよ。

子役ちゃんは胴体部分がフリフリの、バレエの衣装。
ジャンプするんだけど、足の力だけじゃなくて腹筋をちゃんと使えている感じの軽やかなジャンプだから、本当に小鳥(5/6追記!ちょうちょです!飛んでるみたいにふわっ!とジャンプしてたのは本当だよ、ごめんなさい。)みたい。しかもニコニコニコとみんな可愛らしい。
この子達も晴れ舞台だね。

鳥と無事に巡りあったところで、よしお兄さんとりさお姉さんとはお別れです。
ここで、ムームーが「よしお兄さん、りさお姉さん、ほんとうに、ありがとう」と言うのですが…その言葉は当然、砂漠でのピンチを助けてくれたことに対するお礼なのですが…同時に、これまでの年月の重みや、いっしょにいられた日々への感謝が深く深く込められているような気がしました。
テレビの上では、ガラピコぷ~のみんなと、よしお兄さん、りさお姉さんはお別れできないまま、新しいお兄さんお姉さんをお迎えするんですよね。
そこを踏まえて、このステージでこれまでのたくさんのありがとうを届けたように感じられる、そんな気持ちの入ったありがとう、だと思いました。泣いちゃう。
優しくて気遣いやさんのムームーが言ったのも、ぴったりだったなあ。



12 ドンスカパンパンおうえんだん

こうして再び合流したみんなですが、チョロミーとまことお兄さんはなにも見つけられなかったようです。
他のチームの成果を見て、うわあ、ちょうちょだ!とりだ!と、小4男子のように喜ぶまことお兄さんに、どうして私たちはなんにも見つけられなかったの?と不本意そうなチョロミー。
そこに、「だって、双眼鏡はずっとチョロミーが持ってたから…」とまことお兄さん。
「えっ?チョロミーのせい…?」とショックを受けるチョロミーに、食いぎみで「いやいやいや、ごめんね?ぼくが、頼りないから!」と慌てに慌ててフォローするまことお兄さん。
残念がるチョロミーに、「こんなときに、なにもできない僕は!!」と、突然の倒置法で悔やむまことお兄さん!!

…脚本、演出のスタッフさん、ありがとう。
まことお兄さんも、どうもありがとう。
福尾誠。
ぎこちなさは残るも、フレッシュな、体当たりの演技で新たな世代の魅力を示した(ドキュメンタリー調)。

さあ、果たして、正解はちょうちょかな?鳥さんかな?
みんなでなーにくんの答えを待ちますが…
…ガーン!!なんと、どっちも、外れ!!
再び全力の変顔を披露する一同。
どよめくNHKホール。
まことお兄さん、また白目。
一ミリも黒目のない白目。
パーフェクトに白目剥いてる。
そしてそのパーフェクトな白目に、NHKホールの素晴らしい照明が映りこんで、ギラアンッ!って光ってました。
一瞬、稲川淳二の怪談独演会に来ちゃったかな?というくらいのホラー&サスペンスみを感じたよ。

お目当てが見つからず、悲しそうななーにくん!
なにもできない、どうしたらいいかわからないチョロミー!
「僕もわかんない!」と、何にもわかんなくなっちゃったまことお兄さん!!
「「うっえーん!!!!」」
…こんな30代主婦の秘められた願望を形にしてくれた脚本、ある??(混乱)

すると…ちょうちょさんや鳥さんが、何かを見つけます!
それは、黄色い気球!!
なーにくんが探していたのは気球でした!!
しかし、気球は障害物に隠れています。
そこで、チョロミーが障害物をどけると立候補!!
でも…どうやって?
そう、タッチパッチさん仕込みのぐるぐるダンスで!
元気よく踊るチョロミーでしたが、ダンスの勢いで飛んできたいろんなもので、気球はますます隠れてしまいました。
残念だ…っち…。

さあ、ますますどうしよう?
ここでとうとう、これまで小4のようにちょうちょや鳥にアハハウフフし、小2のようにう、えーん!と泣いていたまことお兄さんが立ち上がり!
「僕がやってみる!」と頼もしく気球に向かいます。
でも…どうやって…?武力で…?
……ッハッ!…なんということでしょう!?
なんと、ステージ中央に、いつの間にかたいそう立派なあん馬が置かれているではありませんか!
※たいそう、は「大層」と「体操」がかかってて我ながらうまいこと言ってる。言ってない。
一応言っておくと、これ、本当ですよ。本当にあん馬ありましたからね!
私の夢小説とかじゃないですからね!
どんなに重たくてたくさんあるゴミも、あっという間に吹き飛ばせる。
そう、あん馬ならね。
ということで、まことお兄さんが素晴らしいあん馬を披露!
しかし、なかなか重労働…ということで、みんなで歌ってまことお兄さんを応援します!
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
「フレッフレッ!まこと!」
ウオオオ!まことー!!…と会場が、いいえ私が大興奮。
本当はまことコールは一回だけです。たしか。
声に答えて、まことお兄さんも、「フレッフレッ!ぼーくっ!」と己を奮い立たせます。
そして、美しいあん馬。美しいあん馬。美しいあん馬
高く上げた脚をくるくる回したり(どうよ?この語彙のなさ)、取っ手をつかんだままぐいーって逆立ちして、逆立ちのまま脚を曲げたり伸ばしたりと華麗な演技を出し惜しみなく披露して会場の皆を魅了し、最後は逆立ちからくるっと宙返りして見事な着地!!
…まこと…お前ってやつは、決めるときは決めるんだな!(元順天堂大学コーチ、オリンピックスタッフ経験者に向けた大いなる暴言)。

こうして気球が姿を見せたのですが…なんということでしょう!気球は、空気が抜けてふにゃふにゃ!
せっかく頑張ったのに!
と、うちひしがれ、再び声を揃えて「「うえーん!!」」するチョロミーとまことお兄さん。
「「うえーん!!」」
一度目のうえーんを衝撃で受け止めきれなかった方、尊すぎて心が追い付かない方、何度でも見せてくれ!と奮い立つ方々に向けて抜かりない、アンコールうえーん!!
え?こんな30代主婦の秘められた願望を形にしてくれた脚本、ある??
あ、はい、気球?空気?いくら必要なの?
あーはいはい、わかります、払えます。はい。(混乱)

みんながどうしよう?と思い、途方に暮れた、そのとき!!
きたー!!!!
ステージ左上のバルコニーに!
よしお兄さんと、りさお姉さんが!!!!
まっっってましたあ!!!!
嬉しそうに呼びかけるあつこお姉さん、ゆういちろうお姉さん。
本当に嬉しそう。
ああ、この展開、めちゃくちゃエモくないですか?
新世代が卓越した実力で道を切り拓くも、最後の詰めが甘く、状況を打開しきれない…窮地に皆を救いに現れたのは!いつも皆を導いてきた偉大な彼らだった…!!
ウオオオオオーーー!!!!

気球を膨らますには、皆でふーーっ!て、風船を膨らませたらいいんだよ!とりさお姉さん。
そうだよ、パント!だね!!
メロディこそ鳴りませんでしたが、紛れもなく、パント!
りさお姉さん、にこにこしながらパントマイムで風船を膨らませるんですけどね…所作がほんとにきれいで…大げさじゃない動きなのに、風船が確かに見えましたよ。
そしてみんなで、ふーっ!ふーっ!子どもも大人もふーっ!です。
うーんと大きな風船を膨らませて、そのままえいっと投げるあづきお姉さんと、やや小さめの風船を膨らませて、ちゃんときゅきゅっと結ぶ動作を入れてから、ぽんっと弾ませるまことお兄さん。
個性がちゃんと出てますね。

だけど、大きな気球だから、もっともっと!パワーを集めないといけません。
どうやって集めよう?
あづきお姉さんが元気に「ぱわわぷ体操で?」、まことお兄さんが「ブンバボンで?」と、尋ねます。
するとチョロミーが、いたずらっぽく、「何言ってるの?からだ☆ダンダンに決まってるでしょ!!」
一瞬、おま…チョロミー…レジェンドお二人の前でなんて薄情な…と思いました。
でも、これはチョロミーの、子どもなりの強さやたくましさ、新しい仲間に対する信頼とエール、そしてレジェンドお二人への、私たちは大丈夫だよ、見ててね!というはなむけの宣言なのではないでしょうか。チョロミー、とっても頑張りやさんだね。

そして、それを聞いたよしお兄さんとりさお姉さんは、本当に…本当にはればれとした、あのまっすぐな笑顔で、あの暖かい声で
「「その通り!!」」
って言うんです。
「まことお兄さん、あづきお姉さん、あとは任せたよぉ!」って…。
会場中に響く声で、一片の曇りもない笑顔でそう宣言し。
そして二人は、颯爽とハケます。
あとは頼んだから。あとは託したから。
新世代がスキルで切り拓き(あん馬)、レジェンドが皆と力を合わせて窮地を救い(パント!)、でも最後の仕上げはあくまで新世代へと託し、そして託された新世代のまことお兄さん、あづきお姉さんが、会場にいる子どもたち皆と力を合わせて、物語はクライマックスに向かう…。
こんなに美しくて切なくて完璧な世代交代劇、あります?
こんなに心を揺さぶるバトンリレー、子ども向けの一時間のショーの中で無理なく見せます?
当然ながら、「ふぐうっ…(泣)!!」ですよ。



13 からだ☆ダンダン

バトンを託された二人、しっかりと受け止めて、しゃんと立って、大きな声で「はいっ!わかりました!!」とお返事をします。
受け取ったね。バトン、受け取ったね!!
そして会場のみんなにも準備をしてもらい、全力!からだ☆ダンダン!!
イントロの「ちゃっ!ちゃっ!ちゃっちゃらちゃちゃっちゃ!ゴー!」の、「ゴー!」、今日ニくらいの会場の盛り上がりだったのでは?
だってこんなの、奮い立たざるを得ないよ。

そして、身体能力の高い二人が、安全確保やスペースを気にせず存分に踊れる全力からだ☆ダンダン!
もうね、美しい。
ペガサス二頭かな?ってくらい美しい。
二人とも、脚上がってるう!
めちゃくちゃ走ってるぅ!
声、腹から出してるぅ!
声、あんまりセーブしてなくて、心のままに出してる感じなのがライブ感があってとっても良かったです。
あとねえ、とにかく動く。
二人とも、にんじん食べるときステージ10周くらいしてたんじゃないですかね?
そしてまことお兄さん、にんじん食べるとき、マリオがスター取るみたいにぴょんぴょんしてたから、あのにんじんはパン食い競争方式で上から吊られてるな。
そう、まことお兄さんね。
まことお兄さん、ここに来て結構テンションがお上がり遊ばしていたのか、がおーがすごかったです。
テレビだと
「怪獣になるよ!(息継ぎ)がおー!!」
ですが、こちらでは
「かぁいじゅうになるよぉぉおがおおおーーー!!!(息継ぎ、言葉の継ぎ目一切なし)」
でした。
あとずっしんどっしんするときの手足の動きも激しくて、まことお兄さんだけ新木場アゲハの午後11時(メインアクト)かな?くらいの熱量を感じました。

こうやってみんなのパワーを集めて、ふーっと気球を膨らませた結果…!!
やったあ!しあわせのきいろい気球は、ついに飛び立ちました!
そして、いつものように目と口をカッ!とかっ開き、微動だにしないなーにくん(たぶん気球に乗るのが初めてで緊張していた)を乗せ、気球は旅立ったのでした。
めでたしめでたし。



14 地球ぴょんぴょん

なーにくんを見送り、冒険を振り返るみんな。
しあわせのきいろい何かを探すなかで、みんなと仲良くなれた、たくさん応援してもらった、そんなたくさんの幸せを手に入れていたことに気がつきます。
そして、あつこお姉さんが、
「もうひとつ!よしお兄さんと、りさお姉さんに、また、会えた!!」って…。
そして間髪入れず、客席から万雷の拍手。
このときのあつこお姉さん、かなりタメを作ってゆっくり発声していて、嬉しそうなんだけど無邪気な嬉しさじゃなくて、やっと会えた、っていう、少し泣きそうな顔もしていて…万感の思いが込められていました。
みんなが喜びを分かち合い、そして、ぴょんぴょん!
体操のお兄さん組、跳ねる跳ねる!!
俺たちを見ろ!繋がれたバトンを見ろ!とばかりに跳ねる!
そして、「おいでよ!」「ここまで!」の、割れんばかりのコール&レスポンス!
会場は、熱く幸福な一体感に包まれます。



15 わをつくろう

熱いクライマックスの後、お兄さんお姉さんはハケ、ガラピコぷ~のみんなが可愛く歌い踊ります。
みんなで輪になってふかふか、ぴこぴこ、きゅんきゅん回るよ!
みんな、本当に良く頑張ったね。



16 やさしいうた

再びあつこお姉さんとゆういちろうお兄さん。
あつこお姉さんはヘッドドレス、ゆういちろうお兄さんはハットとコサージュを着用し、一気にドレッシーでシックな雰囲気に変身です。
見事な小物使い。ナイス、スタイリストさあん!!
そして、レジェンドおさむお兄さんの作品である優しい歌。
お二人はここに来て、全く息も乱さず、軽々と歌い上げます。プロだな…プロだよ…。



17 へんしんロボット★マックス

しっとりと歌い上げたかと思うと!会場をシャープに切り裂く激しい音楽!
そして体操のお兄さんお姉さん四人が登場し、マーックス!!です。
熱い…。
ここでよしお兄さんは黄緑、黄色、オレンジの現役時コスに、りさお姉さんは白、黒、ピンク、パープルの現役時コスに、まことお兄さん、あづきお姉さんは緑と黄色基調の二週目コスにチェンジ。
しかし、よしお兄さん、本当に脚長いな…?
そして、よしお兄さんとまことお兄さんのアクロバットの共演。
高さが美しく揃った宙返りに、すごいものを見たとどよめき、はしゃぐ客席!
さらに、りさお姉さんとあづきお姉さんの連続ターンの共演。
その場で膝の屈伸と踵の上げ下ろしで体に勢いをつけて連続ターンを決めるという難しい演技です。
しかし、アスリートとしてキレのある、体幹がしっかりして全くぶれないあづきお姉さんのターン。
そして、身体表現に思いを乗せれば並ぶものなし、しなやかで軽やかで、本当に楽しそうにくるんくるん!と回る、優美なりさお姉さんのターン。
ターン一つ取っても、ここまで違うのか!ここまで違う美しさがあるのか!と、衝撃を受けました。
もちろん客席も大きな拍手。



18 ぴかぴかスマイル

マーックス!!
と決まったのもつかの間、まことお兄さんとあづきお姉さんは、すうっ、と手をステージに指し示し、軽やかに去ります。
そして間髪入れず鳴り響く、「ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん!」
「ああっ…」「わあっ!」と、客席にいる皆のそれぞれの思いが、それぞれの声で溢れます。
ずるい…こんな構成…ずるい…。
なお、序盤でよしお兄さんがスーパープレイを決めたようで大きな歓声が上がったのですが、イントロが流れた瞬間ぶしゃっと涙が出て下を向いていたので見逃しました…すみません…。



19 ミライクルクル

そして、新たな世代へ!!
よしお兄さんとりさお姉さんは美しい礼をして、ステージから去ります。
ここでまた、バトンは渡されたのだと、はっきりと気づかされる。
まことお兄さんとあづきお姉さんは前方客席通路から現れ、現行メンバー四人で、元気一杯、そいそい!!
ミライ、キタキタ!!



20 べるがなる

こうして、新たな世代の出発を確かに感じさせ、ベルがなります。
まことお兄さんとあづきお姉さんのこと、みんな、好きになったよね?
というメッセージに、客席はもちろん!の拍手で答えます。
そして、祝福と共に、幕が降り…幕が降りる最後の最後で、ぴょんっ!とその場に寝そべり、幕と床の隙間からお顔を覗かせて、ばあいばあ~い!するまことお兄さん。
…まことお兄さん…まことお兄さん!!もう!!

…と、ここまで書いたところで6日の午後公演、行って参ります!